寝ても覚めてもインド。 <トムソーヤと冒険>

20年想いそして念じ続けてようやくたどりついたインド。私の「それから」インド日記。

消費バンザイ家族のホットスポット

2011年09月26日 | 日記

自宅近くに画期的なハイパーマーケットSparがオープンした。Sparは元々オランダが発祥でヨーロッパ、アフリカ、アジア地域に展開する店舗でインドで展開するのは郊外型の衣料品から生鮮食料品まで取り扱う大型小売店。

日本だと非常に当たり前なのだが小売業発展途上のインドでは画期的。ハム&チーズの切り売りから、なんとパックの肉(ただし、鶏中心)普通は鶏はつぶしてもらう、ところから買い物は始まるのだが。そしてコーヒーの秤売り&グラインダーもあるし、オイル漬けされた多種のオリーブ、インドのピクルス、パン、冷凍食品などなど。

おお!柿だ!懐かしのシブ柿か!

大型店舗とくればディスカウントが特徴なのだがここでは品揃えで十分商売は成り立つ。つまり販売価格は外で買うのと同じ(野菜&果物は市場よりも高い)でもワンストップで何から何まで買えるだけで人々は財布を開く。

この棚全て固形石鹸。日本は既に90%が液体&フォームじゃないかと思うけれどインドは逆で固形が90%、液体はまだまだ製造コスト(容器含め)プレミアム商品だ。

しかも、多くの新規参入外資系メーカーは、街角、村々に点在する小規模店舗に商品を流通させるのは至難の技なのでこういう整備された近代的な小売店(Modern Trade Outletと呼ばれる)で流通させるために多額の取扱費用を支払う。悪くない商売だ。

私は、ついつい習性で念入りに値段チェックしながら買い物カートに入れて500ルピー分の会計をする傍らでお母さん、お父さん、息子、娘、おじさん、おばあさんの6人の家族連れが洋服からコンフレークジャンボパック、調理器具、家電、玩具などしめて10000ルピーのセレブ買い。先週、アメリカの景気回復翳りとヨーロッパの債務問題でムンバイ証券取引所ではSensex指数が26ヶ月ぶりに大きく下落、と景気後退か、というニュースが報道されていたけれど、どっこい、経済はバンザイ消費者でまだまだ行くぞ、という予感がするインドなのだ。