放射能汚染は…と書く事さえためらいがあります。世の混乱を招く意図など無い点だけ先にお断りさせて頂き、被災地の方々にほんの一言。放射能汚染には、個人レベルで被害を緩和する方法もあります。放射能検査測定法は多々あり、将来的には放射能を中和したり除去する科学的な対策が生まれる事でしょう。が、ごく身近な方法があるのです。
水で十倍に薄めた酢は、放射能の約九割を洗い流します。野菜などの食物を十倍酢に漬けて乾かすのみ。十倍とする理由は浸透圧の調整ゆえ、食品に拠り倍率は微妙に異なるかも知れません。酢漬けの食材は、放射能が骨に侵食するのを防ぎます。酢は化学薬品と異なり無害ゆえ、先ずお試しになる事をお勧めします。何故ならば、酢には歴史的な実績があるからです。
今から約七千年前のメソポタミア文明以来、酢は、食材の防腐、殺菌効果だけでなく伝染病対策に使われている。世界的浸透の経緯を辿ると、発生当時の塩・胡椒も単なる調味料ではありません。元々味覚には、まがい物ではない自然の滋養を味わうという機能があります。その点味覚、臭覚、視覚、聴覚の狂った現代よりも、古代から伝わる人類の智慧にはうなずける点が多々あります。大都市よりも、自然の食材そのままの贅沢が生産地に残っているものです。
酸化脂肪の増加と高血圧の抑制、血液の浄化作用、カルシウム代謝の増進を促し苛々を抑える効果など、酢の効用は多岐に渡ります。生命体系の循環に関わる大発見とも云える。とはいえ、高額な特殊健康食品の類をお勧めする訳ではありません。普通の安価な穀物酢で効果は十分過ぎる程ですし、容易に入手可能な混じり気の無い酢を継続摂取するのが一番です。情報過多で過剰宣伝が溢れる世の中ですが、優れた製造元の善い商品も多くあります。
食欲増進効果ゆえに、茶懐石の前菜として「酢のもの」があります。千利休は、質素で妙趣溢れる風味を好んでいました。欧米系ディナーのピクルスや、東洋・宮廷料理の酢漬け食材も脂肪分過多の豪華料理に欠かせません。風邪の緩和にも多くの改善症例がありますし、疲労回復効果もあります。化学食品企業群も軍事産業系も専門解析に興味を持たないせいか、酢の正体は未だに曖昧です。煙草のヤニの様な頑固な汚れを落とす効果からも、酢という人類の発明には、今後更に科学的根拠が発見される事と思います。
良識ある人類には、地球を害毒から守ろうとする、何世代もの時空を経て積み重ねられた智慧があります。「酢」は一例に過ぎません。癌や老化を防ぐ抹茶、霊芝、朝鮮人参、梅子(メイツ)、フカひれ、海燕の巣、蜂蜜、キャビアなど人智を超えた食材が存在します。
放射能の研究は続く事でしょう。さもなければ、人類に残された道は祈る他ありません。神がかりの祈りや楽観論では、生き延びられない時代が来ているのです。どんな時にも希望があります。正しい見地に基く叡智さえ見出せば、地球の生命体系は永く続く事でしょう。
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