小極分離の道は 混沌とした袋小路
大極相対の道も 途切れる時が来る
道の尽きた処に 天があり
天の尽きた処に 宇宙が広がる
宇宙の尽きた処に 法則があり
法則の尽きる処に 真理が観える
真理の尽きた処に 大悟があり
大悟の果てに 正覚を得る
そして 正覚尽きる処に 我あり
我 何も想わず
何も希まず
何も祈らぬ
そこに 新たなる道が観える
その道は 果てしない精神世界へと続いている
ほら 道端で風になびく野菊は
力いっぱい 微笑んでいる
彼らは 大宇宙の中心
何もかもを包み込んで 何も語らない
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精神世界という言葉には、人の思惑でどろどろに塗りつぶされた多様な意味があります。が、真意は神秘性とは対極にある正しい見地、詰まりは真理を直感する叡智に他なりません。少なくとも、そうあるべきかとは思います。