「世界一恐ろしい身の毛もよ立つ様な恐怖の本はありませんか」
「五百万円出せば…無い事もございませぬ。いわく付きの古文書です」
「是非読みたいが、少し高いな。四百五十万に負けてくれ」
「いいでしょう。但し、条件があります。決して最後のページを見ないと約束して下さい。そして、その約束が守れない場合には、心臓麻痺…心筋梗塞…脳卒中…他にも命に関わる危険があります。過去にこの本を手にした方々は、哀れにも…既にこの世におりませぬ」
「そ、それは一体…」
「何が起きても、当店は一切責任を負わぬという書類に署名して頂きます」
「一体、何が書いてあるんだい」
「この世の黙示録…想像を絶した生き地獄が描かれております」
金を払い、契約書にサインを済ませ本を受け取ると、直ぐに最後のページを開いた。
そこには…、定価百三十円と書いてあった。
「五百万円出せば…無い事もございませぬ。いわく付きの古文書です」
「是非読みたいが、少し高いな。四百五十万に負けてくれ」
「いいでしょう。但し、条件があります。決して最後のページを見ないと約束して下さい。そして、その約束が守れない場合には、心臓麻痺…心筋梗塞…脳卒中…他にも命に関わる危険があります。過去にこの本を手にした方々は、哀れにも…既にこの世におりませぬ」
「そ、それは一体…」
「何が起きても、当店は一切責任を負わぬという書類に署名して頂きます」
「一体、何が書いてあるんだい」
「この世の黙示録…想像を絶した生き地獄が描かれております」
金を払い、契約書にサインを済ませ本を受け取ると、直ぐに最後のページを開いた。
そこには…、定価百三十円と書いてあった。