しがみつく、というのか、へばりつくと言うか、吸盤タイプに対して、つるで絡みつくタイプの蔦。
まずは、ヤブガラシ。
絡みついて藪もからしてしまうと言う意味でついた名前だそうですが、その名にふさわしい、蔓をば。
もうまるで、針金のようになっているものもあり、毎年、根元からばっさり刈られるのだけれど、それをかいくぐって、
うまくつなげないんですが、上の3枚上中下と並んでいます。
建物とフェンスの隙間が人が入れないぐらいの隙間なので、ここだけ毎年残ってしまうんでしょうね。太い樹のような幹になっています。たぶんのこぎりでないと切れないのではと言うぐらいの堅そうな幹になっていて、途中に上下切られた茎の残骸も残っています。
同じ蔓でも、かなり芸術的なのが、テッセン?クレマチス?の蔓。
一節ごとにこの蔓が出ていますよ。
テイカカズラは、藤原定家の生き魂が恋人の墓に絡みついていたと言う事から付いた名前だそうですが、自立(文字通り自分で立てない)出来ないこの蔦類の、繁殖の仕方は、怨念や執念を感じさせるものがありますね。