中丸三千繪サントリーホールで三枝成彰の新作オペラだが

2008年04月05日 | 読書、そして音楽と芝居と映画
昨日、妹に会いに行った。いまじつは療養中である。練習が長時間になりすぎて(普通歌う時間はせいぜい二、三時間でしょう。ところが8時間も歌わされるのだそう)
来週の火曜日サントリーホールで上記のオペラ「悲嘆」が初演されるが、なんとこのオペラ、超現代曲らしい。
その台本と演出は、日本でも文学座の木村光一演出で評判となった「キッチン」のアーノルド・ウェスカー。
彼が来て演出をしているが、英語の台本に日本人の作曲家でなかなかこれがたいへきみんらしい。

音楽に詳しい読者ならわかるだろうが、「君が代」の「さざれ、いしの」なのだそうである。
言語と音楽の関係は深く、君が代はドイツ人の作曲家の手になったためか、本来なら「さざれ石」なのに、「さざれえええ、石の」になってしまう。これだと聞いていてわからないのですよね、意味が。
このオペラの英語でもそういうことが起こっていて、歌手は英語がいいにくいは、だから覚えるのがたいへんで、作家も音楽と言語があわないとぶつぶつ・・・。
作家と作曲家のつなひきのため、延々と練習がつづくのだとか。


そして強靭な声もとうとういっとき出なくなったらしい。

わたしはまだ聞いていないが、妹がどうしても明日見てきてという。
わたしが見に行ってもしようがないとおもうのだが、「おもしろいからきてよ」などといっている。

まあ、いってみるかなあ。
世田谷のスタジオであした初めてオーケストラとあわせるという。

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