*第5章 肥料の種類と使用方法
* 肥料の種類
肥料を大別すると下記の通りであり、農協やホームセンター等で色々あり、使用方法を参考に自分で選ぶと良い。
動物性の物・・鶏糞・牛糞・馬糞・骨粉
有機肥料
植物性の物・・植物の堆肥・油粕
化成肥料(化学肥料)・・人工的に製造した物N・P・Kを使用目的により配合、燐酸アンモニウム・硝酸カリ・尿素等化成肥料に有機肥料を混ぜたもの
1. 有機肥料
*堆肥・・草・家庭のゴミを肥料化
*油粕・・植物の油を絞った粕、肥料効果大
*鶏糞・・鳥の腸管は短く、未消化の物が残存するので、
水分により発酵が起こり易く植物を枯らさないように注意する。
*牛糞・・充分発酵した物を使う
*馬糞・・充分発酵した物を使う
2. 畑農法
現在でも一部では、行われている。森林を焼いて植物の成長に必要な肥料を作成する方法。
3. 化成肥料
根菜類肥料・・大根・人参
化成肥料 くみあい燐硝安加里S604
葉菜類肥料・・ホウレンソウ・レタス
くみあいS2号(878)
4. その他
土壌を中性にするもの・・・石灰・藁灰
化成肥料・・根菜類を栽培するに適した肥料
大根・小芋・人参・じゃがいも・かぶら等
*くみあい燐硝安加里S604号・・・荷姿20kg
地下に出来る野菜を主に栽培する肥料で、農協の商品を紹介します。または、肥料の選び方、使い方・使用量・土のpH等、地区の農業改良普及所・農協の指導員に教えて貰うと良い。
成分(20kg中の成分)
硝酸性窒素 ・・・・9.5kg
水溶性リン・・・・・3kg
水溶性カリ・・・・・1.4kg
*特徴
①この肥料の窒素の割合は、早効きの硝酸性窒素
②リンはリン酸2石灰・燐安・燐酸1石灰・リン酸3石灰
③カリは硝酸カリ
使用は化学肥料と合わせて、堆肥等の有機性改良に役に立つ無機質を適当に混ぜ土作りを心掛ける。
化成肥料・・葉菜類を栽培するに適した肥料
キャベツ根・ホウレン草・菊菜等
*くみあい有機S2号・・・荷姿20kg
成分(20kg中の成分)
窒素・・・16kg
カリ ・・1.6kg
リン ・・1.4kg
*特徴
この肥料は、野菜に最適で、植物性粕(菜種油粕等)・魚類・骨粉質類等の粉末である。
*適正な使用方法
1a(0.1反)の施し量
果実元肥・・14~30kg
菜葉元肥・・16~32kg
根葉元肥・・12~20kg
詳しい使用方法は、地区の農業改良普及所・農協の指導を受ける。堆肥等適当に混ぜて調和のとれた土作りを心掛ける。
化成肥料・・水稲・麦・飼料用に適した肥料
*くみあいけい酸加里入り窒素化成C54
成分(20kg中の成分)
アンモニア窒素・・・3kg
溶性カリ ・・・・・2.8kg
*特徴
珪酸加里のほか、肥効が持続する緩効性加里が含まれ、窒素と加里を含んだ追肥用肥料。
最近は14:14:14や8:8:8の野菜用の万能肥料も使われている。
*適正な使用方法
10a(1反)の施し量
稲・麦・飼料用・・20~30kg
詳しい使用方法は、地区の農業改良普及所・農協の指導を受ける。堆肥等適当に混ぜて調和のとれた土作りを心掛ける。