入試に出る!!時事ネタ日記

現役の社会講師が最新の時事問題をコメント付きで紹介します!

安部政権を取り巻く世界情勢

2006-10-10 14:44:31 | 政治

北朝鮮が核実験を行って世界中を敵に回してしまった印象です。
安部政権発足直後で、中国・韓国と、アジア重視の外交に踏み出した矢先だっただけに問題山積ですね。

ただ、小泉政権時代とは違って、中国・韓国との関係が、あっさりと改善してしまったので、この核実験は、日本の両国との関係を強化することになったはずです。中国では江沢民ドクトリンが、韓国では太陽政策が終焉を迎えるでしょう。これは安部政権ににとっては拉致問題も含め、追い風ですね。

これに対してアメリカは困った状況です。ブッシュ政権に対しては、ベネズエラのチェベス大統領をはじめ、反米化の動きが強まっています。このままいけば天然資源の国有化が更に進み、アメリカ企業の首をしめることになりかねません。また、共和党議員によるスキャンダルも露呈しており、このままいくと中間選挙で大敗する危険性すらあります。「悪の枢軸」北朝鮮に対しては断固とした態度に出ると思いきや、イランの問題もあるし、イラク戦争で失った支持率をこれ以上落とすわけにいかず、外交上の失点を最小限に押さえ込みたいところでしょう。

もうひとつの大国ロシアは別の意味で問題です。先だって反プーチンのジャーナリストが、チェチェンにおける拷問の実態を暴露しようとした矢先、暗殺されました。話によるとソビエトが崩壊してからも50人近くの記者が暗殺されており、全く民主化されていない実情(ロシアをマフィア国家とよぶ人さえいます)が明らかになっています。恐らく西側メディアが中心となってロシア批判が出てくるでしょうが、チベット問題を抱える中国やヒスパニックの問題を抱えるアメリカのトーンは弱いように思われます。

反北朝鮮というところで結束するにはまさに問題山積ですね。正直あまり関わりたくないという国もあるでしょう。

http://tokkun.net/jump.htm 

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