CPEと移民規制法

今日のニュースで思ったこと。

フランスでは、労働市場の流動化と失業率の低下を狙って、ＣＰＥという制度を始めようとしましたが、学生デモを中心とする猛反発に遭い、撤回を余儀なくされたようです。ＣＰＥは２６歳未満の若者の試用期間を２年間とし、期間終了後には理由なく解雇できる制度。多くの移民を抱える中で、将来の安定を求める動きのような気がします。ドビルパン首相は次の大統領選挙に向けては大きな失点でしょうね。

移民と言えばアメリカでも問題ありでしたね。移民規制に対する4.10デモが行なわれ、中南米からの移民を中心に首都ワシントンやアトランタで数万人を動員するなど存在感を見せつけました。ブッシュ大統領はどちらかといえば、正式な移民と不法滞在者を峻別して、ヒスパニックを合法的に労働力として認定したいようですが、非合法な労働条件で雇われている場合にはどうなってしまうのでしょうか。

わが国も少子高齢化を迎え、遅かれ早かれ移民の力を借りる時代が来ると思います。
これは他所事ではないような気がしました。