散歩と俳句とスワローズ

2016年に大野鵠士宗匠と出会い
芭蕉・支考由来の「美濃派獅子門」に入会
日々俳句生活を楽しんでいます

或る人の自叙伝日がな読みふけり

2013年03月23日 | 俳句
アレルギー性鼻炎=花粉症ではないらしく、
ハウスダストとかほかの要因があるので、原因までは断定されなかった。
一昨日まではのどの痛みが耐え難かったが、薬のおかげで楽になりました。
最後に残った咳が早く完治するのを期待中です。


3/17
目の前の梅が遠くにあるような
  相変わらず植物園の梅。
  少しだけ高台のベンチに座ってじっとみていると、
  そんな不思議な感覚に襲われて・・・。


或る人の自叙伝日がな読みふけり
  兄嫁さんの母親は詩や文章を書き、
  リューマチを患って手足などが不自由になってからは、絵を描き始めた人でした。
  多分80を過ぎた頃、自叙伝を自費出版して、一冊頂いていました。
  これまで読む気にならなかったのですが、この日、気が向いて読んでみました。
  戦前から戦後の波乱万丈の人生が綴られていて、大変興味深かったです。
  努力家の熱血女性だったんだなぁ。優しい人でしたよ。多少口うるさかったけど。


春の風邪六度三分が下がらずや

春の風邪ずっと寝ており昨日今日

とろとろと眠りで癒す春の風邪
  なんて、のんびり詠んでいましたが、
  このあと症状は悪化し、徐々に辛くなってきました。


3/18
春疾風枯葉の舞の後を追ふ

花なくて落とすものなし春嵐

春疾風傘がお猪口にならぬよう
  月曜日は天気予報で確か「春一番」と言っていました。
  前日までの天気とは打って変わって雨と風のきつい日になりました。
  ※春疾風(はるはやて)・・・かっこいい言葉ですね。俳句で語彙が増えます。


ひややっこ奴マークの無けれども
  今年初めて冷奴を食しましたが、
  今の冷奴には奴マークが無いことを今更ながら知りました。
  あのマークは型から外しやすいように付いていたのかな?


押し寄せる砂の津波や黄砂生る(ある)
  テレビ画面を見た印象から詠んでみました。
  中国のかなり奥地の映像だったと思います。
  黄砂が生まれる故郷かなと・・・。


3/19
強烈な日差しは春を突き抜けり
  またまた前日とは打って変わった晴天に、
  こんな印象を持った次第です。
  日替わりのようにコロコロ変わる天気。まさに春の天気か。


3/20(春分の日)
ドライバーチェンジがならひ春の駅
  たまたま家内を駅まで送った時に見かけたよくある光景です。
  迎えた旦那様が来るや運転手は奥さんから旦那さんにチェンジ。


長き冬抜ければ春の繚乱か
  冬が冷え込んでいて、春になるやぐっと暖かくなって。
  そんな春は花が一気に開くそうですね。
  それにしても東京の満開は早すぎるような気がする。


3/21
花粉症マスクの中にまどろみて
  風邪なのか花粉症なのかと訝りながら、
  マスクをしたまま電車の中でうとうとするのは心地よい。
  マスクで顔を防備しながらの、うたたね(転寝)の情景です。

花粉症寝ながら舐める飴危険
  うっかり変な所へ飲み込みそうになって・・・。もうしません。


冴え返る春のコートは薄かろう

北風や薄手コートの寒い春
  この日の朝は冷え込みました。
  女性の何割かは春のコートになっているので・・・。


春分は春真ん中で分けたる日

春分を過ぎれば春も半ば過ぎ

春分や白黄ピンクと花のあり
  春分で3句作ってみました。言葉遊び的な滑稽俳句。
  立春から始まって、立夏の前日で終わるという俳句世界の春。
  二番目の句が良さそうかな・・・。
  この日を境に春も後半戦へ。


そう言えば、優秀選手不在中とはいえ、
スワローズの四番畠山選手が、目下オープン戦の首位打者です!
ホームランもあり。今年こそ、不動の四番でシーズンを通じて頑張ってほしい!

2 コメント

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お気をつけて (yykic)
2013-03-24 18:12:54
季節の変わり目は体には十分気をつけて。
どんなお母さんなんでしょうか。「或る人の・・・」雰囲気がある句ですね。

梅が咲き桜も咲いて町は春

北国の春のように最近は一気にいろんなものが咲きだすようで。
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有難うございます (naka735)
2013-03-24 19:09:45
木曜日から2泊3日の東京旅行なので、
何とか快方にと真面目に薬をのんでいます。

兄嫁さんのお母さんの本は文字も大きいし、
大変読みやすい本でした。今度いかがですか。

そうか、今年は日本中が北国の春なんですね!!
でも、東京の桜はもうしばらく我慢してほしいです。
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