沙羅落下苔のしとねに静もれり  渡辺美里

2016年09月25日 | 俳句
「獅子吼」という俳句結社に入って以来、毎月月初に俳句研究誌「獅子吼」が送られてきます。結社にはちょうど20の句会があり、会員数は正確に聞いたことはありませんがおそらく200人ぐらいの方が所属しています。「獅子吼」には各会員の投句(毎月7句投句のうち3~5句が掲載される)や句会報告(各人1句の提出句及び当日の主要テーマなど)をはじめ、毎月正確で充実した誌面作りがされています。驚くのは創刊が大正8年、今年でちょうど100年目にあたり、最新の9月号が通巻で928号という膨大な履歴を持っている事です。さらに会自体の歴史は松尾芭蕉、各務支考に遡り、代表者(宗匠)は現在の大野鵠士宗匠が第41代という連綿と続いた俳句結社です。自慢話めきますが実際の話で、会では俳句のみならず由緒正しい連句に励む会員もおられます。自分はまだまだ新参者ですが宗匠はじめ親切な方々に囲まれて徐々に意欲は高まって、いるかな・・・。 . . . 本文を読む

鈴虫の出迎へ続く家路かな

2016年09月17日 | 俳句
本日句会あり。準備万端20句の中から電車の中で3句を選んで提出。・・・短編の仕掛けに落ちて秋の昼・・・の句が10人の選に入り、そのうちお1人は特選に選んで下さり気分よくかえって来た。(本日出席は15名。全句数45句。1人が11句を選ぶ。)  帰り際に、先日鶴舞中央図書館で熟読した各務支考の話を先生と交わしたところ、早速参考にと岩波新書の「芭蕉の弟子たち」という本を頂いた。2冊あるので差し上げるとの事。感謝。 . . . 本文を読む

盆僧の読経短く終りけり

2016年09月02日 | 俳句
日曜日から喉の調子がおかしいと思っていましたが、案の定36度台の微熱が続き(平熱は35度4分ほど)、のどのいがらっぽさと痛み、咳、時々くしゃみが出てそれにつられて鼻水と続きます。昨夜はのどの痛みと咳が最高潮となり一晩中悶え苦しんでいる有様でした。冬の風邪と症状は同じですが布団を被って暖かくして寝るという事が出来ず、夏風邪というやつは暑ゐ暑いという中なのでまったく厄介な苦しみです。今日は思い切って休日としました。 . . . 本文を読む