散歩と俳句とスワローズ

2016年に大野鵠士宗匠と出会い
芭蕉・支考由来の「美濃派獅子門」に入会
日々俳句生活を楽しんでいます

冬に入る胎児の形して眠り 大野鵠士 (獅子吼1月号/主宰24句)

2022年01月12日 | 主宰句・主宰句鑑賞
2022年の獅子吼1月号。先日は鵜舟集の優秀句を掲載しましたが、今回は主宰の24句<胎児の形>のご紹介です。季節は晩秋から初冬です。後半に「神の旅」「神の留守」という季語が出てきますが、陰暦十月は八百万の神々が出雲に集結し、壮観な縁結びの会議が開かれるために、各地の神社から神様がいなくなる事から出来た季題です。歳時記の中でも出色の楽しい空想的な季語ですが、俳人は想像をめぐらして様々な句を作っています。 . . . 本文を読む

後悔といふ闇熱し曼殊沙華 矢野鞆女 (獅子吼1月号/鵜舟照覧) 

2022年01月11日 | 俳句
獅子門会員には三つのクラスがあります。上級は伊吹集、中級は鵜舟集、初級は踏青という括りで、毎月の投稿をしますが、今年の投句から私も鵜舟集の仲間入りが出来ました。多分掲載は四月号からになると思います。一月号の鵜舟集の優秀句(大野鵠士選)を掲載します。皆さん頑張って日々の努力を続けておられます。※は季語の一般的な説明です。 . . . 本文を読む

秋の声・秋の果実 (獅子吼12月号の主宰句鑑賞)

2022年01月02日 | 主宰句・主宰句鑑賞
獅子吼1月号から半年間、「主宰句鑑賞」コーナーに寄稿する事になりました。2年前に「道統の一句鑑賞」としてやはり半年間、掲載していただきましたが、今回はその倍のスペースをいただいています。的外れの鑑賞文になるやもしれませんが、お断りすることも出来ず挑戦する事にしました。 . . . 本文を読む