散歩と俳句とスワローズ

2016年に大野鵠士宗匠と出会い
芭蕉・支考由来の「美濃派獅子門」に入会
日々俳句生活を楽しんでいます

【令和5年6月号・主宰の24句】水のある地球日本は水の春 大野鵠士

2023年06月14日 | 主宰句・主宰句鑑賞
今は六月で仲夏。獅子吼6月号はおよそ二か月前の晩春の句が中心です。主宰の24句に登場する晩春の季語を挙げると、春筍、残花、柳、花薊、竹の秋、蛍烏賊、クローバー、啄木忌、高山祭、夏隣、若鮎。意外なのは桜に関する季語が残花だけであったこと。と思って、五月号に眼を遣ると、花筏、花盛、花冷、花堤、と、ありました。 . . . 本文を読む

【令和5年5月号・主宰の24句】全方位見ゆる魚の目花筏

2023年05月27日 | 主宰句・主宰句鑑賞
人間は正面に両眼がついているので体より後ろを見ることはできませんが、魚は(種類にもよりますが)人間より縦に平たいかたちの頭の両側に大きく見開いた眼がついているので、真後ろ以外に視野が広がっています。また多くの魚が近眼だといいます。(ニッポン放送ニュースオンラインの記事より抜粋) . . . 本文を読む

【令和5年1月号・主宰の24句・前半】ありありとパン焼く香り秋の朝 鵠士

2023年01月15日 | 主宰句・主宰句鑑賞
獅子吼令和4年12月号の主宰の24句はサボってしまい、ブログ60日以上掲載なしのペナルティ表示になりました。情けない・・・。気分を一新して1月号から新たに始めます。とは言え、24句はやや多いので前半の12句を掲載します。時期は主に晩秋です。 . . . 本文を読む

【11月号・主宰の24句】色問へば一切無しと浜の風  鵠士

2022年11月06日 | 主宰句・主宰句鑑賞
朝晩の冷え込みが厳しくなり、朝の散歩はジャンパーと手袋が必要な季節になってきました。獅子吼2022年11月号の「主宰の24句」は初秋から仲秋(8月下旬から10月中旬頃)の句の掲載です。今回も24句をワード入力をしたうえで、季語の本意と「初秋、仲秋、三秋」の区別を明確にしながら句の解釈・鑑賞をし、歩きながら音読を始めました。 . . . 本文を読む