対岸の彼女

2009年08月29日 | 読書
角田光代さんの小説を初めて読む。 一章ごとに二人の主人公の話が 交互に展開してゆく物語形式が面白かった。 いつの時代の人間も 属する集団に上手く溶け込むのは難しい。 二人の主人公も苦しい高校生の時代を過ごした。 仲間はずれにされないように生きたかったが、 やっぱり外れてしまった。 独身を続ける「葵」は、旅行関連の会社を立ち上げ、 明るくエネルギッシュに活動しているが、 数人の部下から見放され、 . . . 本文を読む