ブーゲンビリアのきちきち日記

神奈川の米軍基地のある街から毎日更新。猫と花と沖縄が好き。基地と原発はいらない。

今月23日、福島県民集会での武藤類子さんの閉会の挨拶

2013年03月30日 11時36分32秒 | たんぽぽ舎
写真はユキヤナギです。

以下たんぽぽ舎から転載



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┗■2.今月23日、福島県民集会での武藤類子さんの閉会の挨拶
 └────(東京・杉並在住 富永)
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 私たちは、これ以上バラバラにされない。
 私たちはこれ以上生きる権利を奪われない。
 私たちはつないだ手を離さない。
 今日は本当に皆さんありがとうございました。
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 集会参加の皆さん。今日は本当にありがとうございました。
 共に過ごした一日はとても意義深いものだったと思います。
 私たちは今、雪のうさぎが山肌からあらわれ始めた美しい吾妻の山の麓にあ
りますが、・・美しい春の訪れを心から喜ぶことができません。見えない、聞
こえない。におわない放射能をこの気持ちの良い早春の日々にも忘れることは
できないのです。
 事故から二年。いまだに一時間1000万ベクレルの放射能を放出する原子
炉。いつ止まるかもわからない燃料プールの冷却装置、これからが心配される
子どもたちへの放射能による健康被害。環境アセスもないまま作られようとし
ている廃棄物小型焼却実験場。振出しに戻ってしまった子ども被災者支援法。
進まない正当な賠償。新らたなる放射能安全神話と莫大な復興予算による砂上
の楼閣の様な復興策の数々。
 さらなる困難の中で私たちの疲れはピークに達しています、しかし、この2
年、生き延びるために、暮らしを立て直すために、つながりを取り戻すために、
人々による必死の努力がありました。その一人一人の切なる努力が命と未来の
ために、つながり、結実していくことを願わずにはいられません。
 立場や考え方の違いが攻撃や対立に向かうのではなく、それぞれの気持ちを
聞きあい、苦悩を分かち合いながら、共に冷静な目でこれからの道をみつけて
きましょう。
 私たちは見極めなければなりません。命をないがしろにするもの、生きる尊
厳をうばうもの、私たちを引き裂くものは、何なのか、時に自分自身にそれを
問うことを恐れずに、ひるまず、まっすぐ向かっていきましょう。原発は入ら
ない!放射能からあらゆる命を守ろうと、声を上げ続けていきましょう。
 東北は長く中央から虐げられた歴史がありましたが、一方で厳しくも豊かな
自然に育まれた自由さが、人々の心に息づいていると私は思っています。疲れ
たときは休みながら、今のこの困難から、たくさんのことを学んでいきましょ
う。
 そして今日、皆さんと一緒に忘れずに心に留めておきたいことがあります。
 私たちは、これ以上バラバラにされない。
 私たちはこれ以上生きる権利を奪われない。
 私たちはつないだ手を離さない。
 今日は本当に皆さんありがとうございました。

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