ブーゲンビリアのきちきち日記

神奈川の米軍基地のある街から毎日更新。猫と花と沖縄が好き。基地と原発はいらない。

伊方原発再稼働阻止現地5日間行動に参加して 青山晴江(たんぽぽ舎ボランティア)

2016年07月29日 17時24分48秒 | たんぽぽ舎
以下たんぽぽ舎より転載_____

┏┓
┗■1.「皆さんありがとう!伊方では40年ぶりのデモができました」と
 |  地元の方より言われました
 |  伊方原発を止めるようさらに多くの人々の思いを結集したい
 |  伊方原発再稼働阻止現地5日間行動に参加して
 └──── 青山晴江(たんぽぽ舎ボランティア)

 伊方現地行動5日間の簡単なレポートを送らせていただきます。

◎ 印象に残ったのは前半の佐田岬先端方面でのチラシ配りをした村々でした。急峻な斜面に積み上げられた狭い石段の路地を登り下りしながら一軒ずつ声掛けして、7月24日の「伊方原発再稼働反対全国集会」のチラシを配ります。
 数10から100所帯程の集落。不在の民家や蔦(つた)に覆われた廃屋も見られました。停めてある街宣車のマイクから「佐田岬の美しい海と山。ここをフクシマのようにしてはいけません。再稼働を許してはいけません。」と黒田節子(原発いらない福島の女たち)さんの声がする。
 窓から聞いていたおばあさんが、「あれはテープじゃないな。しゃべっとる。福島から来とるんか。ご苦労様じゃ。原発はいらん。」と話してくれました。
 〈不安と反対の気持ちを今こそ形にあらわそう〉そう書いてあるチラシをうなづきながら受け取ってくれる人も多かったです。
 汗を拭き拭き7人ほどで村々を回りました。利権がらみの原発が壊してきたものは何か、消費地元の都会生活者の私が見ようともしなかった地方の犠牲とは何か、潮風の中に立ちそんなことを思っていました。

◎ 伊方原発ゲート前集会は7月24~26日と3日連続して行われました。この間いろいろな方がスピーチされました。警備の厳しさと規制はかつてないものでした。
25日午後に伊方町役場前からデモをしました。先導車、ギターとパーカッションの歌、後ろでコールと、80人ほどが思い思いに歩きました。
 解散時に、地元の方が「皆さんありがとう、ありがとう!伊方では40年ぶりのデモができました。」と言われ、みな熱い思いがしました。
 その後二手に分かれて、「九町(くちょう)」で「若狭の家」木原壯林さんの、〈再稼働時にまたもトラブル〉のチラシ撒きと伊方町でのアンケート訪問などしました。
 反対だけど原発で親戚中働いてるから言えない、地震があって怖い、伊方停止中に自分が困る事は何もなかったと膝をさすりながら玄関先で答えてくれた女性がいました。
26日もゲート前。再稼働と言われていた日です。3日目まで残った数10名が各地からの声をあげました。命の源である海の微生物、大地を殺しながら運転する、それが原発だという話などに、しんとして(たぶん若い警官達も)耳を傾けていました。

◎ 26日午後、松山市内の「伊方原発3号炉運転差止 仮処分審尋報告会」に参加。河合弁護士他による第一回目の報告。メディアも市民参加者も多く関心の高さを表していました。
今回も各地の方々にお会いしましたが、現地に行くことができなくても支援してくれたたくさんの人々の気持ちを感じながら行動していました。
 このまま伊方原発を止めるように、さらに多くの人々の思いを結集したいです。

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