ブーゲンビリアのきちきち日記

神奈川の米軍基地のある街から毎日更新。猫と花と沖縄が好き。基地と原発はいらない。

たんぽぽ舎 地震と原発事故情報 その165

2011年09月07日 22時16分19秒 | たんぽぽ舎
たんぽぽ舎です。【TMM:No1180】
                                転送歓迎
      ◆ 地震と原発事故情報 その165 ◆
  5つの情報をお知らせします(9月7日)

        四国電力・伊方原発1号機が9月4日より定期検査の為運転停止
                       残る稼動中原子炉はあと11基




★1.余震と原発事故、放射能が心配。
     9月は「原発やめよう」5つの集会とデモに参加      柳田 真
★2.【原稿】連載:東京電力による業務上過失死傷罪を告発する
     その4、事故の原因は東電による安全費用の節約      槌田 敦
★3.『賛成』大半が締め切り日に集中
     女川「やらせ」シンポだけでなく 意見公募も疑惑の声
★4.鮮明にすべきに旗幟を持ち合わせていない者に政治ができるか?
     野田新首相のノーサイドを評す 
★5.広瀬 隆さん 新刊書の紹介-『原発破局を阻止せよ』



★1.余震と原発事故、放射能が心配。
     9月は「原発やめよう」5つの集会とデモに参加

                                 柳田 真

1.地震の余震がひっきりなしに続く。不気味だ。
 福島第一原発事故も収束が見えない。報道がめっきり減ったが、今も福島原発4
基は放射能を出し続けている。上手くいってもやっと来年1月の収束。
 福島原発事故は既に、チェルノブイリを上回っている。放出された放射性物質は
原爆約130個分以上との保安院の解析も迫られて出した。
 それなのに、まるで福島原発事故などまるでなかったかのように、原発再稼働を
いう人々に驚く。もし稼働中の原発にM7級の余震が襲ったら、第二の大惨事が起
こる。それだけは避けたい。
 
2.9月はたくさんの集会と行動が予定されている。そのうち5つにたんぽぽ舎
は、反原発自治体議員・市民連盟と共に全力で取り組みます。多くの皆さんの協力
を訴えます。

●9月9日(金)
 9.9こどもキューキューアクション!!~経産省&文科省に抗議~
 主催:東電前アクション
 行動:18:30 文科省旧館前で抗議行動
    19:30 経産省別館前で抗議行動

●9月11日(日)
 【経産省を人間の鎖で囲もう!1万人アクション】9月11日@東京
 主催:9・11再稼働反対・脱原発!全国アクション 実行委員会
 行動:13:00 日比谷公園・西幸門集合(霞ヶ関駅、内幸町駅)
    13:30 デモ出発(新橋方面/東電前など通り日比谷公園まで)
    15:30~17:00 経済産業省(保安院)を1万人の「人間の鎖」で包囲!

●9月19日(月)
 さようなら原発 5万人集会
 主催:「さようなら原発」一千万人署名市民の会
 行動:13:00~14:10 集会スピーチの後、3コースに分かれてパレード
 
●9月25日(日)
 米原子力空母は出ていけ
 行動:11:00 横須賀市・ヴェルニー公園(京浜急行汐入駅下車5分)
    11:50 デモ出発
    
●9月30日(金)
 臨界ヒバク事故12周年行動
 主催:9・30実行委員会
 行動:10:00 経産省別館前で追悼集会
    18:30 スペースたんぽぽにて学習会(東電の賠償スキームの批判等)

☆追伸
 経産省を囲む人間の鎖については「初めての記憶」と書いたが、実は2001年
に、9・30臨界ヒバク事故実行委員会(たんぽぽ舎ほか多くの団体)で、300
人余でおこなっていました。保安院のまわりなど主要部分はとり囲めましたが、全
部には至らなかった(人数不足)人間の鎖でした。


★2.【原稿】連載:東京電力による業務上過失死傷罪を告発する
     その4、事故の原因は東電による安全費用の節約
                                 槌田 敦

⑨【高圧往水系電源を改善しなかった罪、勝俣恒久】

 東京電力は、今回の津波を「想定外」と言い訳した。しかし、福島第一原発が
10.2メートルの津波に襲われれば、防波堤の南側からの遡上高は15.7メー
トルになるという試算結果を2008年6月に得ていた。当時の社長であった勝俣
恒久は、これについて何らの拾示をすることなく、その6月社長から会長に昇進し
た。
 その結果、同原発1-4号機のECCS高圧注水系交流電顔をタービン建屋の地
下室にすべて置いたままにして、津波により使用できなくし、事故を拡大してしま
った。

 日本原電東海第二原発の場合、柏崎刈羽原発事故(中越沖地震2007年)の教
訓から、非常用高圧注水横の電源を改良している最中であった。ここで津波に襲わ
れたのであるが、非常用高圧注水機の発電機2台の内対策済みの1台は津波から逃
れて、東海第二原発は事故にならないで済んだ。

 この地下室問題については、東京電力も以前から東知している。この福島第一原発
では後から建設した5号機と6号横では、津波から逃れた電源により発電が維持さ
れ、事故にならなかった。

 したがって、東京電力が1~4号機でも、ECCS高圧注水系電恵の一部を裏の
崖 の上に移すなどの改良工事をしていれば、この地震による冷却材喪失事故は防
がれたのである。この津波対策をしなかったのは、これに費用がかかるからであっ
て(朝日4月6日)、東京電気の重大な過失である。この責任は当時の社長であっ
た勝俣恒久にある。

⑩【1号機、非常用復水器の欠陥を放置した罪、勝俣恒久】

 1号機にはECCS系非常用復水器がある。これは、原子炉内の高圧の水蒸気を
外部の水で冷却した水を、原子炉に流し込む装置で電源を一切必要としない優れ者
である。ところが、今回まったく役に立たなかった。

 その原因は、原子炉の中で発生した水素が、非常用復水器の配管の潜まって蒸気
の流れを妨害し、非常用復水器に蒸気が届かなかったからと考えられる。配管中に
水素が潜まり冷却水が流れなくなる間者は、やはり、スリーマイル島原発事故で示
されている。

 また、この水素が配管に潜まる問題は、次に述べる浜岡原発に存在する同種の蒸
気凝縮系での水素爆発事故(2001年)によりよく知られていた。この間題は、
配管上部に潜まった水素を抜くことで解決できる。

 しかし、東京電力は、非常用復水器の配管の途中で水素を抜くための逃し弁を付
けなかった。これにより、1号機の冷却に失敗し、放射能の大量放出となったので
ある。これは必要な注意を怠った重大な過失である。


★3.『賛成』大半が締め切り日に集中
     女川「やらせ」シンポだけでなく 意見公募も疑惑の声


○ 原発に関するシンポジウムでの「やらせ」が相次いで明らかになっている。

 経済産業省の第三者調査委員会の中間報告会では、東北電力女川原発(宮城県女
川町、石巻市)についても国が主催した住民説明会でのやらせ疑惑を指摘した。同
原発ではプルサーマル計画をめぐるパブリックコメントでも「動員」があった疑い
があるとして、市民団体が調査するよう求めている。(小国智宏)

○ 市民団体が問題視

 先月三十日に発表された中間報告ではプルサーマル計画をめぐる①二〇〇五年十
月の九州電力玄海原発②〇六年六月の四国電力伊方原発③〇七年八月の中部電力浜
岡原発―の三件のシンポジウムで、経産省原子力安全・保安院の職員が電力会社側
に動員を要請するなどのやらせがあったと認定した。このほか、女川原発でのやら
せ疑惑とは、〇六年十月二十八~二十九日に石巻市と女川町で計三回開かれた耐震
安全性に関する住民説明会。保安院の職員が動員に関与した疑いがあるという。市
民団体「原子力発電を考える石巻市民の会」は、これとは別のプルサーマル計画を
めぐるパブリックコメントの募集を問題視している。(中略)

 石巻市民の会の日下郁郎さんは「前日までは約六十件だった賛成意見は、締め切
り日になって急に五倍に増えた。明らかに不自然で、組織的な動員があったとしか
考えられない」と指摘する。(中略)

 シンポなどのやらせ問題をめぐっては、第三者委の中間報告以外でも、北海道電
力が泊原発のシンポで社員らを動員していたことなどが発覚。全国でやらせが常態
化していた疑いが強く、第三者委の徹底的な調査が求められている。

                       (東京新聞9月6日より抜粋)


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長いので★3までにしました。




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