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物語を食べて生きてます

アニメや小説など物語に感謝を込めて

深読み探偵 大神空也 ふぁいる六 ビバ資本家

2007-08-11 20:43:42 | 深読み探偵 大神空也
「これぞ、ビジネスチャンス」
「何かいいことありまして所長」
「ふっふ、ユリ君ついにビックビジネスの種を見つけた」
「なんですか」
 ユリは期待の眼差しで大神を見る。
  なんだかんだいってもユリも大神探偵事務所の所員なのだ
「まずはこの記事を見たまえ」


太り過ぎ従業員には罰金=雇用主、保険料抑制に躍起-米病院
8月11日15時0分配信 時事通信

シリコンバレー11日時事】米医療法人グループのクラリオン・ヘルス・パートナーズはこのほど、2009年から実施する新指針で、肥満の従業員に罰金を科すと通告した。雇用主は企業が負担する従業員の健康保険料増大に頭を悩ませており、追随する動きが広がる可能性もある。
 米メディアによると、同病院は従業員の肥満や喫煙、コレステロール値などを調べ、該当する項目ごとに罰金を適用する。罰金は合計で月60ドル(7200円)に達する可能性がある

「どうだね、ビックビジネスの匂いがするだろう」
「残念ですが、私には分かりませんわ」
「そうか、なら教えてやろう。
  これが通用するなら、何だって通用するじゃないか。
 たとえば
  少子化に悩み人手不足が深刻
   だから、子供のいない者は 将来の労働に貢献しないので罰金
  世界的人口増加で地球環境は深刻
   だから、結婚をして子供がいる者は、罰金
  体温が高い奴がいると冷房代が掛かる
   だから、体温が36.5℃より高い奴は罰金
  体温が低い奴がいると暖房ぢあが掛かる
   だから、体温が36℃より低い奴は罰金
 ざっと こんな感じで払った給料の半分くらいは回収出来る。
  これをマニュアル化して会社に売りつけるんだ」
「従業員の暴動が起きませんか?」
「何を言う。
  反対したら、回収した給料で高い弁護士雇って片っ端から
  訴訟で勝てばいい。
 パワー イズ ジャスティス、資本主義天国 アメ○カ」
「なるほど」
「こういう商売はスピードが大事。
  他の奴がまねする前にアメリカに行くぞ ユリ君」
「はい、所長」
 こうして、大神 & ユリは アメリカに渡った
  彼らは無事ビックマネーを掴んで帰ってくるのであろうか?

深読み探偵 大神空也 ふぁいる五 未来の世界に猫型ロボット

2007-08-11 00:43:45 | 深読み探偵 大神空也
「むむむっ」
 大神は新聞を一読み一睨み。
「何かあったんですか」
「これを見てみたまえ、ユリ君」


記事参照>
衛藤征○郎氏も政治活動費二重計上、2団体98万円
8月10日23時52分配信 読買新聞


 元防衛長官の衛藤征士○衆院議員(自民、大分2区)の資金管理団体と政策秘書が代表を務める政治団体が、2004~05年分の政治資金収支報告書に同じ領収書の写しを添付するなどして、政治活動費計98万7060円を二重計上していたことが分かった。

 衛藤事務所が10日、取材に対して明らかにした。同事務所は「事務処理ミス」として、両団体の収支報告書の訂正を総務省に届け出た。

 同事務所によると、二重計上していたのは、資金管理団体「新22世紀政治経済研究所」と政治団体「二十二世紀政治経済研究所」。訂正したのは、資金管理団体分が、通信費として都内の郵便局などに7回支出していた04年2~9月の48万9520円と05年4~6月の40万3040円。政治団体分が、組織対策費として支出していた04年2月の9万4500円。いずれも両団体で同じ金額や支出先、日付で記載しており、赤城○彦前農相が代表を務める政党支部などで発覚した二重計上と同様のケース。衛藤事務所では、「政治資金パーティーや毎月の勉強会の案内状のはがき代でミスがあり、大変申し訳ない。二度とこのような間違いがないようにしたい」としている。


「まあ、またあくどい資金集めですか。
  こんなのいつものことで珍しくもない」
「節穴」
 バコンっ
  何かが吹っ飛ぶ大きな音が鳴り

 暫し 休憩

「くくっ、今のはちょっと効いたぞ。
  見ろぶつかった壁がへこんだじゃないか」
「あらあら、壁の修繕費、二重経費で落として税金対策しましょうか?」
「ええい、そんなことは今はいい。
  兎に角この記事で注目すべきはここだ。
 資金管理団体「新22世紀政治経済研究所」
 政治団体  「二十二世紀政治経済研究所」 
 名前を聞いただけで夢がわくわく浮き出るような団体じゃないか。
  きっと未来の世界では猫型ロボットが開発されて、それが経済にどう
  影響するのかとかを研究したり」
「はあ」
「なんだその薄い反応。
  さもなければ、きっとガミ○ン星雲からの侵略者との
   戦争によって地球経済が崩壊するとか研究してるんだぞ
    ヤマトだハーロックだ999だ
 これぞ男の浪漫。
  く~っ。
 よし、早速この団体を調査しよう」
とうわけで、大神探偵は、調査に出掛けた。

帰ってきた。
「どうでした?」
「未来世界の話だけに雲を掴むようで実体がなかった」

このお話はフィクションです。
 存在する人物団体とは、一切関係ありませんよ。

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深読み探偵 大神空也 ふぁいる四 果報は寝て待て

2007-08-09 21:24:01 | 深読み探偵 大神空也
「ぐーぐー」
 大神はオフィスのソファーの上寝ている。
「がーがー」
 大神は太陽が真上にあるうちから寝ている。
「むにゃむにゃ」
 ユリは昼間から寝ている大神を見下ろしている。
  心なしか青筋が見えるかも。
 ユリは、給水所にいくとハンカチを濡らして
  空気を気持ちよくすっては吐く鼻の上にそっと置く。
 待つこと数秒。
「ぐおおおおっ」
 大神は飛び起きた。
「ぐおぐは、なっなんだ息が息が出来なかったぞ」
「おはようございます、所長」
「やあ、おはようユリ君」
「昼間から寝ているとはいいご身分ですね。
  いつからうちはそんな重役勤務が出来るほど儲かったんですか?」
「何か怒っているユリ君」
「いいえ、全然。
  ただ保険金貰い損ねて残念だなって思っているだけです」
「やっぱり怒っている?しかし、それは誤解だぞ。
 私はこうしてチャンスを待っていたんだ」
「へえ~参考までに聞きましょうか、お話を」
「この記事を見たまえ」

安倍晋三内閣
ヘッドライン
政策転換・人心一新求める声、自民各派総会で相次ぐ
 自民党各派閥の総会が9日開かれ、参院選の惨敗を受け、安倍首相の責任を問う声や政策転換、人心一新などを求める意見が改めて示された。(読売新聞)

「この記事が何か」
「分からないのかね」
「はい」
「わからないか、これだから凡人は。
  仕方ない説明しよう。
 こうして自民党が勢力争いをしていると誰が得をする?」
「政敵ですか?」
「そのとととーーーーーーーーーーーーーーり。
 つまりは民主党だ。
  その民主党先の参議院選でも大勝したが。
 なぜだと思う?」
「マニュフェストが良かった?」
「ぶっぶーーーーーー外れ。
  正解 何をしないで寝ていたから」
「はい?」
「そう民主党は何もしなかった、
  だから自民党が勝手にこけて転んでくれた。
 今回も何もしないのに自民党がどんどん墓穴を掘ってくれる。
 すなわち
  これこそ 果報は寝て待て」
「・・・・・」
「果報は寝て待て この格言が真実であったことが証明されたのだよ。
  すなわち何もしないで寝ていれば、いつの間にやら勝ち組。
 ホリ○モン、ムラ○ミ
  彼らは勝ち組だった。
   比べて私は負け組。
 それがどうだ。
  今や彼らは犯罪者の負け組。
   犯罪者に比べれば、俺勝ち組。
 何もしないのに勝ち組になっているではないか。
  というわけで、私は次なる勝利を目指して寝ることにしたのだよ」
 大神はいうが早いか、さっとソファーに寝転び、寝息すーすー
  お前は小学生かっと突っ込みたくなるくらいの寝付きの良さ。
 ユリは、大神の寝顔に母のように微笑み
「なら、永遠に寝てなさい」
 クールビズなど無視クーラーのスイッチ、マイナス10℃に設定
  部屋から出て行った。

 大神は凍死寸前で目が覚め 
  二度とユリの前では寝まいと誓ったのだった。

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深読み探偵 大神空也 ふぁいる参 半端者の末路

2007-08-08 20:41:36 | 深読み探偵 大神空也
「むむむっ」
 オフィスに大神の唸りが木霊する。
「どうしたのですか、所長」
「ユリ君か、これを見たまえ」
 大神は新聞記事をユリに見せる。

<口止め料>小学校教諭、給食注文ミスで児童に100円 
 津市内の公立小学校で7月、4年生を担任する50代の男性教諭が、
給食のおかずを選択できる「リザーブ給食」でおかずの数を間違えて
注文し、児童7人に「誰にも言わないように」と100円ずつ渡して
いたことが8日、分かった。(毎日新聞)

「この記事が何か?
  確かに先生がこんなことをしては問題でしょうけど」
「何を言っているんだねユリ君。
  君は感性がずれている。
 問題なのは、先生の金銭感覚だ」
「はい?」
 小首を傾げ、黒髪がさらっと流れた。
「いいかね。
 この先生は失敗した、ミスした。
  そして隠蔽をしようとした。
 実に公務員らしい行動だ。
  だがその後がよろしくない。
 今時の小学生が、ガム一つ買えない100円で買収されるわけが
  なかろう。
 案の定、生徒は100円では不満だったのだろう
  あっさり親に告げ口している」
「はあ~問題は金額ですか」
「そうだ、当たり前だろ。
  今の時代経済感覚を正しく身につけていないからこういう目に遭う」
「だったら、幾らだったらよろしかったのでしょう?」
「そうだな。
  こういう場合相手が手放したくない金額でないと駄目だから
  2千円くらい?」
「そうですか」
「そもそも金がないなら、開き直って。
 100円など払わず。
  「間違えちゃった、ごめんして、てへ」
 とギャグの一発でもかましていれば、笑って許してくれたかもしれんのに。
 あれだな。
  ただで義理人情で許して貰うか
  高い金でドライに契約で黙らせるか
 中途半端だったのが、小者の悲しいところよ」
「ちなみに所長ならどちらです」
「ごめんちゃいして、てへ」

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深読み探偵 大神空也 ふぁいる二 奇怪遺産

2007-08-08 00:10:54 | 深読み探偵 大神空也
ぱさっと新聞を読む
 大神 空也
その目に 一つの記事に興味が引かれた

『奇怪遺産認定
日本に残る歴史的な奇怪技術を保存し、
 文化的遺産として次世代に継承していこうと、
日本奇怪学会は7日、戦後初のこっくりさん慮獲機「YS11」など25件を
 「奇怪遺産」として認定した。

 認定されたのは、YS11のほか、初代の新撼染車両「0系」や
  民間初の量産猟奇機関車「230形233号タンク式蒸気機関車」

 <1>保存・収集されてきた奇怪
 <2>奇怪のある歴史的な風景
 <3>奇怪を含む象徴的な建造物や構造物
 <4>記録に残る奇怪関連文書類――
が対象で、奇怪技術の発展に特に寄与した重要な成果や、
 国民生活や文化、経済に貢献したものを選んだ。』

「なんだと、自殺の名所とか墓場が遺産として登録されるのか。
  これだっ。
 今のうちに潰れた病院を買い取っておいて
  奇怪遺産に認定されれば、観光収入でうはうわはだ。
 くっく、しかもそういう物件は安いと来ている。
  値上がりする前に、買い占めだ」
「お馬鹿さん」
 いきなり後頭部を叩かれた。
  痛い、脳がぐらぐら揺れる。
「いたいじゃないか、ユリ」
「どうしてあなたは、そう都合よく文字を変換して読むんですか」
「なんだと」
「奇怪じゃなりません、機械です。
  まったくもう、遊んでないでちゃんと金になりそうなネタを拾いなさい」
 こうして、奇怪と機械、ちょっとした字の違いを正され
  夢の魔力が醒めてしまった。
 だが挫けることはあるまい、一つや二つ
  世界にはそれ以上にチャンスは転がっている。
「ダンディーはゆったり構え、焦らない。
  というわけだ、ユリさんコーヒー入れて」
「嫌です」
 ダンディーを解さない乙女の一言でまた一つ浪漫が消えた。

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深読み探偵 大神空也 ふぁいる一 大陸に夢を見る

2007-07-28 21:40:49 | 深読み探偵 大神空也
薫コーヒーを楽しみ
 優雅に私は新聞を読む
紹介しておこう
 私は 探偵 大神 空也
  おっと探偵と言っても浮気調査なんてしないぜ
  追い掛けるのは 夢さ
今 私のことを笑った奴
 寂しい人生を送っているな
この世に夢などない
 いつまでも子供みたいなこと言わないで現実に目覚めろとでも説教する気かな
私に言わせれば想像力のない いや洞察力のない奴としか言いようがない
 この世には 心躍る不思議なことや
        大金を掴むチャンスなど
山とあるのに嘆かわしいことだ
 パサ
ほら 今日だって新聞を読むだけでチャンスが転がっている。

記事
【中○】マ○ドナルド:「レシート英語ばかり」男性が訴える
  米ファストフードチェーンのマクドナルドの北京市内にある店舗で、
 大半が英語で書かれたレシートを渡され、
「知る権利」を侵害されたとして中国北京市の男性が北京マクド○ルド食品有限公司に
 謝罪と慰謝料の支払いなどを求めて提訴した。

見ろこの記事 大金の匂いがぷんぷんするぜ
 やはり大陸国家に安息はない、隙を見せれば真っ逆さま
  これがこの国の連中の常識、つまりこれが正義 
   正義なら裁判で勝てる
    勝てばつまり大金だ
分かるか 中○は将来訴訟国家になること間違いなし
 これはもう揺るがないね
ならば、今のうちに弁護士と提携して
 企業の脇がまだ甘いウチに
  端からいちゃもんを付けていけば儲かること間違いなし
こんなビックビジネスチャンスにじっとしている手はないぜ
 早速大陸に行って 一攫千金だ
「ドリーム掴むぜ」
立ち上がろうとした私の頭がいきなり叩かれた。
「馬鹿なことはお止めなさい」
 今時珍しい黒髪を真っ直ぐ伸ばした一件大和撫子風
  我が助手ユリが殴ったのだ。
「痛いじゃないか」
「全く、確かにビックチャンスかも知れませんが
  どうやって中○に行くつもりですか?」
 ちらっと救いを求めてユリを見る。
「お金なら貸しません」
 言う前に拒否された。
「いや~その~泳いで?」
「お馬鹿」
 冷たく言われてしまった。 
こうして折角のビックビジネスチャンスは
 中○への渡航費を捻出出来なかったことで断念となった
だが、これで分かっただろう諸君
 世界には夢はごろごろだぜ。


                                     おわり
このお話は、完全オリジナルのフィクションです。
 存在する人物団体とは、一切関係ありません。
 では、感想待ってるリン。

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