なが~ンのごちゃごちゃ、そして長~く続く出口のないジャンクなパラダイス??

ジャンクと戯れている中年オッサンの日常と、嫌々な車いじり、オーディオなことや魚釣り等、仕事以外のことを書きなぐります。

R-2君、アクセルワイヤー修理1日目

2017年06月26日 23時57分29秒 | 車弄り、スバル R-2 (360cc)

本日のスバル弄りは2時間30分でした。

ここのところまとまった時間が取れず、かつ、土日は実家のいざこざとか、家族サービスとか、近所付き合いとかでスバル弄りができず....

そんななか、私のブログを読んでいる方から

Q.最近スバル弄りが滞っているように思えます。体調不良ですか?なにかトラブルでもあるのですか?

Q.スバル弄りであれこれと小さいことに手を出し始めているように思えますが、エンジン積み込みに問題が起きたのですか?

と、いう質問があったのです。

いやいや、質問ではなくて、私のことを気にかけてくれているのですよね。そうであれば、ありがたいことです。

特に問題があるのではなく、私が無駄に慎重になっているだけです。

本当にこれでいいのか?といろんなことを思案しています。

これは私の仕事の仕方なのですが.....

本件に取り組む前に、できるだけいろんなシュミレーションをするのです。スムーズにいくことを考えるのではなく、ここにトラブルが潜んでいそうというのをイメージして、それの対策を考えておくのです。

それをいろいろと考えて、それを防ぐ策を考える。または、そもそもその不安要素をどこからきているのか、起因しているものがあるのであればそれを対策する。

そうやって、いろいろとシュミレーションをした上で、実際の仕事に取り掛かると、効率もいいし完成度もあがるというものです。

ちなみに、私の眼から見ての世間の主流は....

スムーズに行くことを前提に計画を立て、トラブルが起きてから、何故トラブルになったのか?と思いつつも、当初の計画があるから、そのまま作業を続投する。すると、以降の仕事効率が落ちるばかりか、完成度が悪くなる。

完成度が悪いので、次の工程でそれを補正する仕掛けが検討されるが、完成度の悪いものを上塗りだけごまかしてもダメダメというもので、結局やり直し仕事が発生する。

そんなことをしているといつまでたっても仕事が終わらない。かつ、完成度の低いものができあがる。

ひととおり完成してから、どこが悪かったのかと、やっとロジカルシンキングが始まるのです。

もちろんロジカルシンキングは重要なのですが、考察なのよね。考察ではなく、未来予想を想定して物事を構築するのがエンジニアの最低限の思考だと思うのですよ。

そうしないと、自分の技量も上がらないし、新しい発見も生まれないでしょ。

って、話がずれましたね。

まあー、そんなこんなでエンジン組み込むことを想定、かつ、今後の整備内容の展開も考えて、ちょっと停滞しているところです。

というのは....

溶接機が欲しいなー。溶接機導入のために作業場所へ電柱から太い電線を引き込む電気工事をしたほうが、いろんな意味で完成度があがるのかなー。

そのためには、いろんなものを売り飛ばすか―。例えばお気に入りのオーディオを売っちゃう?

あの冷蔵庫より大きいスピーカーを売ったら、電気工事代と溶接機購入費用が出るよ。

でも、バブル時代の日本製の煌びやかな工業製品は手放したらもう戻ってこないよ。本当にいいの。エンジニア魂が語りかけてくる製品を手放して後悔しないかい?

とかなんとか、つまらないことを思案しているのです。

って、馬鹿ですねー.....

あああ~っ。また話がズレましたね。

 

さてさて、

次の質問もありました。

Q.いろいろとワイヤーを触っているようですが、結局どれがどういう状態まで進んているのかわからない

というものです。

それについて、本日の状態を書きますね。

 

・サイドブレーキワイヤー

修理作業完成しています。

あとは、車体へ組み付け前にアウターの隙間にウレアグリスをたっぷり入れるだけです。

後輩がこのワイヤーケーブルを目ざとく見つけまして

「こんなものまでガンブラ仕上げしているのか。やりすぎやろ。」って突っ込みが入りました。

いやいや、サビが酷かったから、サビ取りして、サビ止めで塗料を塗ったらこうなっただけです。

手元にあるお手軽ラッカー塗料が、トヨタのフォークリフト用なのだから、こんなガンプラ色になるんですよ。

 

・チョークワイヤー

アウターケーブルの修理できあがってます。

こいつも、とりあえずのラッカー塗料でこんな色になってます。

チョークワイヤーの残り作業は....

インナー(ワイヤー芯線)の掃除

操作つまみの芋ネジの入手

操作つまみの墨入れ

ってことで、まあー、こいつは芋ネジだけがネックで止まってます。

 

・ヒーターの吸気切り替えワイヤー

アウター点検掃除完成しています。(これのみ破損はなかった)

残り作業は....

インナー(ワイヤー芯線)の掃除

ってことで、こいつは実質完成してます。

 

・クラッチワイヤー

まだ手をつけてません。

アウターがボロボロです。補修しなければなりません。

先端金具のゴム部品が千切れてます。補修できるかどうか悩みどころです。

インナー(ワイヤー芯線)はしっかりしているので掃除して再利用の予定。

ってことで、こいつはまだまだです。

 

・アクセルワイヤー

私の車体についていたワイヤーは、切れかけの状態。これは、そのままとりあえず保存。(どうしようもなかったら切れかけワイヤーで組み込むという保険のため)

ヤフオクで落札入手した切れているワイヤーを修理します。

分解してワイヤー戻し機能があることを発見。

と、ここまでです。

以上が、本日の作業開始前の各ワイヤーの状態です。

 

さてさて....

やっと本日の作業内容に進みますよ。

アクセルワイヤーの修理を開始します。

アクセルワイヤーの芯線は1.8mmなんです。

この1.8mmがなかなかに曲者でした。

近所のホームセンターでは0.5mm刻みのラインナップで、それもステンレス7×7編線しかありません。

インターネットで、編腺ではなく撚線で、かつ、ステンレスではなくメッキ線のものを探します。

もうメッキ線って需要が少ないのかなー?基本的に1.8mmはなく。あったとしても切り売りはなく最低でも100m単位です。それも一般的なステンレスワイヤーより強烈に割高なのです。

たかが3mのために100mで15000円とかのワイヤーを買うわけにいきません。

そうそう、私が頼りにしているネット通販モノタロウでも取扱いがありませんでした。(廃番商品として表示されるだけでした)

そんな中、ヤフオクを物色していたら、ほぼビンゴと思われるワイヤーに遭遇です。

100mもあるのですが、まだ価格が許せる範疇と判断して落札しました。そうでもしないと1.8mmのワイヤーとは縁がなかったのです。

綺麗なワイヤーでしょ。100mもあるんですよ。必要な長さは3mなんですけど(失笑)

激貧がなんとか気張って投下した軍資金は、送料込で2060円でした。

えーと、ワイヤーのことはよくわからないのですが、

1×19(19本撚り)直径1.8mm 長さ100m ロープグリース無しの油なしメッキワイヤー 参考破断荷重 340kg

という代物です。

ワイヤーの肌をアップです。

確かにスバルのワイヤーと雰囲気が似ているでしょ。

と、ワイヤーの紹介はこのぐらいにしまして....

まずは、ペダル側先端のタイコをなんとかしようと思います。

修理素材のものはワイヤーが切断してタイコがなくなってます。

ついては、切れかけワイヤーのタイコをお手本にして作業するのです。

この太鼓ですが、直径8mm、長さ12mmです。

タイコの材料として直径8mmの真鍮パイプを探します。

近所のホームセンターでは6mmの次は10mmでした。

ネットで探すも運賃がばかばかしいことに。

いつものモノタロウは他にも買うものがあるので、送料は気にしなくてもいいのですが、何故か8mmの真鍮パイプがないのです。

では、目線を変えますよ。

真鍮製で直径8mmのスペーサー、またはカラーを物色しました。

すると、モノタロウでこんなのを見つけて入手です。

直径8mm、長さ14mm、真鍮素材にニッケルメッキが施されたM4ボルト用のカラーです。

カラーなのでパイプ形状をしています。

ここで、気になることを確認です。

直径は一緒なので問題無しですが、長さが2mm長いのです。

2mm削らないといけないのか?そのままでもいけるのか?を確認します。

って、実際に車体に取り付けて見ないとわかりません。

アクセルペダルへのリンケージを触るには車体の前に行かなければなりません。

車体の前って私の場合は、近寄ってはいけないゴミ屋敷状態になってます。

なんとかゴミのようになっているいろんな部品や部材をテトリスしまして、車体の前に到着です。

うへー、この汚れた車体を触るのか。とヘナヘナになります。(後ろ半分だけが綺麗なスバルです)

ボンネットトランクを開けたら、もうなんか嫌な状態です。

この部分を近々弄り倒すのかと思うとうんざりです。

なにやらビニールのような汚れやら、臭いのするものやらがありまして、それも掃除します。

写真をアップするとクレームがきそうなので撮影はしませんでしたが....

臭いものはネズミの死骸。ビニールのようなものは蛇の抜け殻でした。

そんなのがボンネットトランクの中にいつのまにやら入り込んでました。

なんとかペタルボックスまで発掘しまして、カラーを挿入してみました。

周りに干渉するものがないので、この14mmの長さのまま進めます。

カラーにワイヤーが通る穴を開けます。反対面まで貫通していません。パイプ部分まで穴開けです。

次はワイヤーを必要長さへ切断です。

激貧の私がワイヤーカッターなんて持っているはずありません。

かといってニッパーで切ったら切断面が大変なことになるのが目に見えてます。

仕方ありません。スバルの車体を散々切り刻んできた刃物をリューターにセットします。

ワイヤーには切断面がばらけないようにテープを巻き付けておきます。

シャーって切断しました。

97mと3mのワイヤーです。

はぁ~っ。この97mが私のところで次に活躍することがあるのだろうか....

リューターでの切断面はこんな状態になりました。

これを先っちょ4mmほど解きまして、カラーに開けた穴に差し込みます。

カラーの中に精密ドライバーやネジなどを突っ込んで、ほぐしたワイヤーを花火状に開くように折り込みます。

この折り込みが大変でして、なんだかんだと30分ぐらい悪戦苦闘しました。

ワイヤーを引っ張っても抜けないのを確認して折り込みを終了です。(ハンダなしでワイヤーだけの状態で引っ張っても抜けない状態までしておいたほうがいいだろうと私は考えます)

次はしっとりとハンダです。100Wのハンダ鏝を用いました。

このハンダ作業でトラブル発生です。

真鍮にハンダが付くのは知ってます。ニッケルメッキってどうなの?

やってみてわかりました。ニッケルメッキはとても気持ち良くハンダが付くのです。

鉄よりハンダの乗りというか、吸い込むようになじんでいくのです。

カラー内部にしかハンダを入れていないのですが、ワイヤー差し込み口根本から溶けたハンダがワイヤーに浸透しながら溢れてくるのです。

それがカラーの表面に流れて、気持ちよくハンダメッキ肌をつくるのです。

薄いハンダメッキ肌だったらいいのですが、けっこうな厚みで馴染んでいくのです。

もちろんペダルリンク部分の穴を通らないサイズになりました。

仕方がないのでカラー表面のハンダを研磨します。

しっくりとペダルリンク部分へセットできる状態になったのでタイコ部分は完了としました。

後で自分が確認で見るときに必要になるかも?と反対面の写真です。

ペダル側のアウターを組み込みます。もちろんウレアグリスでウプウプのピストンしたらヌチャヌチャ気持ちいい状態にしておきます。

なんかいい感じだぞ。

ここで夕方6時です。

どうする?と思いながらも、次はこいつだよな。

バネ仕掛けのカバーをかしめます。

って、かしめて次の部品はどれだっけ?という段で気づきました。

ダメじゃん。

バネ仕掛けカバーの中にバネ仕掛けがスッポリ入るんだよ。

バネ仕掛けを作る方が先じゃないか。

ということで、バネ仕掛けのカバーをかしめたのは失敗です。

あちゃー、やってしまったー。

ここで気分が滅入って本日の作業は終了としました。

 

次回はバネ仕掛けのカバーを取り外すところから始めることになります。


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