倭国、大和国とヘブライ王国

ヤマトとはヘブライ王国の神・ヤハウエの民を意味するヘブライ語‘ヤァ・ウマトゥ’が変化したものであろう

ソロモン王の秘宝は四国の剣山に!

2005-08-10 23:36:30 | 歴史
 7月17日京都八坂神社のギオン祭のご巡幸と同じ日に、四国の吉野川上流にある剣山で神輿を頂上まで担ぎ上げる奇祭がある事を先に紹介した。また神輿はヘブライ王国の契約の箱に似ていると言う話もした。今回はこの契約の箱についての話をしたい。
モーゼが神と契約した「十戒」を記した石板とヘブライの秘宝を納めた箱が契約の箱で、ソロモン王の秘宝と呼ばれた。箱の頂部には神輿の鳳凰と同じような鳥が配され、神官たちが担いで神殿へ運んだと言う。
ヘブライ王国がアッシリアに滅ばされたときソロモン王の秘宝は最後まで発見されなかった。秘宝は「イスラエルの失われた支族」が密かに東方へ運んだと言う噂が残った。その後、探険家が必死に探したがいまだに発見されていない。
その秘宝は「アーク」と呼ばれ、映画「インディー・ジョーンズ‘失われたアーク'」の中で捜し求めていたのがこのアークなのだ。
私は「失われたイスラエルの十支族」のある一族は九州・宮崎の日向の海岸に上陸したと言う仮説をお話してきた。ところがヤマト民族がイスラエルから来たことについては同じ意見だが「上陸したのは四国である!」と言う説を著している書がある。大杉博氏著「古代ユダヤと日本建国の秘密」である。氏は四国・吉野川を遡上して上陸し剣山にソロモンの秘宝「契約の箱」を隠したとしている。氏は剣山周辺をくまなく探査し、この地が天孫降臨に始まる神代の世界の舞台であると論じている。詳細は省くが氏は言う。「大勢の山伏姿の信者によって神輿を、剣山の頂上まで担ぎ上げるのは異常であるが、剣山へアークが担ぎ上げられた故事によるものと考えれば納得できる」。正にその通りである。先に諏訪の御柱祭で何故諏訪神社の氏子が命をかけて御柱を山から切り出す祭りをするのかを述べた。一方剣山では平地で神輿を担ぐのですら大変なのに1500メートルの山頂まで担ぐのである。納得行く故事・来歴が無ければならないのは当然のことである。氏は今でもアークは剣山の周辺のどこかに隠されていると考えている。何故現代までこの秘宝の話が秘められていたかを次の様に説明している。
古事記が編纂される前は大和朝廷の故郷は四国剣山周辺であったと氏は言う。遣隋使、遣唐使が派遣されていた頃大和朝廷にある情報が入った。それは「西方の人達がアークを探しに日本に来るらしい」と言う噂だった。驚いた朝廷はアークを隠すことを決め、その手段として古事記を編纂し、大和朝廷が四国に上陸した過去を隠すことにした。そして九州を中心に物語を作り、神武天皇が東征して近畿地方で大和朝廷を作ったとする物語とした。大和朝廷は古事記に基ずき九州から近畿地方に神社を建立し、西方の人達の関心が絶対に四国に向かない策略を展開した。一時国内は地方の故事、伝承とまったく関係ない神社が次々に出来、混乱したと言うがこの作戦は成功し四国は忘れ去られていった。
第52代嵯峨天皇の時代、天皇は時の高僧空海に念には念を入れ四国全土を封印するように指示した。四国をほぼ一周するように88箇所に寺を建て、特に吉野川の川にそって念入りに封印した。天才空海は後の世の人達が何時かはこの封印が解けるよう幾つかの仕掛けを残した。
そして1300年を経て大杉氏が正に空海の仕掛けた謎を解き明かした。その謎の一つは吉野川に沿って四番札所から十番札所の寺の頭文字を順に記すと「大、地、安、十、熊、法、切」となりこの文字の序列は次の如く解釈されると言う。「大地(日本)が安住するように、熊(吉野川の意)を法の力で仕切った(封印した)」。いま一つは空海の著書「秘蔵法輪」に次の記述がある。「顕薬は塵を払い、真言は扉を開く。秘法忽ち陳して、万徳即ち証す」。意訳すると「真言密教により隠されたアークが発見され、万人が徳を得られるだろう」と解釈できると言う。剣神社の祭りは空海が仕掛けた謎の一つなのでは無いかと思えてくる。

近い将来四国剣山から「契約の箱」が発見されることを期待したい。



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5 コメント

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Unknown (無茶庵)
2005-08-11 09:57:07
神社の話も面白かったが、この秘宝の話は,真夏の怪談を聞くが如く,背筋がぞくぞくする気分でした。

それにしても良く調査されてますね。

続編を期待してます。
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Unknown (ヴィンセント)
2005-11-17 09:51:00
アークが見つからないは、そんなものがもともとなかったからか、モーゼが偽物とバレないように処分したと考えるのが論理的かと思います。現存したとしても、四国と言うのは眉唾もの。剣山の十戒てのは、もともとキリスト教ファンダメンタリズムにガチガチの宇野某が四国への布教への足がかりとしてでっちあげた珍説ですから。
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ソロモンの秘宝 (武尾 尊)
2016-06-07 00:42:16
三本の杖は、一本目がイスラエルに、即ちジーズアスクライストという、大工の息子。
二本目は、日本の剣山で、見つかると考えて山を掘り続けて死んだ男がいた。
「杖」は、人間であることに、この人は思い至らなかった。二本目の人は、2004年に、この剣山の地域で生を受けているはずで、今年、12才になるはずです。
三本目は、サンチエゴか。
いずれにしても、二千年ごとの話です。
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Unknown (へぶらい)
2016-06-09 16:02:30
いきなりサンチェゴが出てくるのですね!!!
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Unknown (Unknown)
2016-10-10 20:21:20
おもしろいです。
吉野ヶ里(九州)、吉野川(四国)、吉野(奈良)と
3ヶ所の高天原があるような気がします。
別のサイトですが、かごめかごめのヘブライ語解釈で
剣山の秘宝はすでに別の場所に移されたとか
この唄を作ったのも空海ではないかとのことなので
謎が謎を呼ぶ展開です。
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