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拾い読み★2017-179≪コラム記事≫

2017年06月28日 07時00分36秒 | マリーンズ2017

【千葉魂】新助っ人から感じた想い 荻野、サントスと共に重ねた円陣

 思えば子供の頃からマイナス思考だった。失敗をしたらどうしよう。怒られるのではないか。荻野貴司外野手の頭の中にはいつもマイナスな結果と、それによって生じるであろう最悪の事態がいつも浮かび上がっていた。だから、楽しみながらアグレッシブにプレーをする新助っ人の姿がまぶしく見えた。シーズン途中でキューバから加入をしたロエル・サントス外野手はポジションが同じということもありライバル関係にあたる。しかしその姿と言動にいつしか魅了され、刺激を受ける自分がいた。

 「サントスの発言はいつもプラスなんです。明るい。ボクは気持ち的にマイナスなことを考えるタイプ。なんでもマイナス思考。出来るだけそういうのは払しょくしたいと思っていただけに目の前にそういう存在がいて、見ることが出来たのはとても良かったです」 

    □     ■     □

 憧れていたプラス思考を実践している新助っ人に強く好奇心を駆り立てられた。いつしかよく話しかけるようになった。そしてある時、サントスから提案を受けた。試合前ベンチ付近で行う円陣。チーム全員で行った後にもう一度、2人だけでやろうと。面白いアイデアにすぐに承諾をした。それから2人だけの円陣が始まった。「悪いことは忘れて今のことをだけを考えよう」。「きょうからが開幕だという気持ちで戦おう」。「試合を楽しもう」。「いい流れが来ている。どんどんやっていこう」。「自分たちは強いという気持ちをもってやりましょう」。サントスが発する言葉の数々に不思議と心が前向きになれるような気がした。

 元々、今季は「もっと積極的な姿勢を出してチームを引っ張るような存在になってほしい」との1軍首脳陣の想いから、試合前円陣では荻野が仲間たちの前で声を出す役に指名されることが多かった。それは人前で話をすることが苦手な男にとって難しい役割でもあった。なかなかうまく話ができず、しどろもどろになることもあった。それだけにサントスの言葉の数々は、こうあるべきだという自分の姿を見つけることが出来たような気がした。

 「皆さんからはいろいろな形で期待をかけていただいて、ここまで我慢をして試合に使っていただいたのに結果を出すことができなくてふがいなく思っています。とにかく残りシーズンで少しでも貢献できるように小さいことを一つ一つ積み重ねて、一歩ずつ前に進んでいかなくてはいけない。いつ呼ばれてもいいように、つねに準備をしていつどんな場面で使っていただいてもチームに貢献できるようにしていきたい」

    □     ■     □

 6月18日、再調整のための2軍落ちを通告された。それでも落ち込むことはなく、結果を出してすぐに上に戻ると強い気持ちを放つ荻野がいる。ロッテ浦和球場で目をギラつかせながら汗を流す姿がある。

 「サントスはプレーの中でも、つねに絶対に出塁してホームにかえってやるというプラスで貪欲な姿勢が見える。それは自分にも、もっと強く必要なこと。彼が入ったことでチームはいい方向に向かっている。タイプ的にも自分と似ているけど、刺激を受けながら自分も負けないようにチームに貢献をしていきたい」

 人は想いだけでは成功を手にすることは出来ない。だけど、多くの場合において想いが勝者と敗者を分けるものだ。サントスの言葉と行動から大事なことを学んだ背番号「0」は、アグレッシブにプレーをし、最善の準備をして備える。3度の手術と数重なるけがにも負けずに立ち上がった男は、プラス思考の想いでリベンジの時を待つ。

(千葉ロッテマリーンズ広報 梶原紀章)

(千葉日報)

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本拠地チームがファン投票全滅…中日とロッテ、同じゼロでも内容に差?

オールスター・ファン投票の結果発表

 7月14日(金)・15日(土)に開催される今年のオールスターゲーム。26日にはファン投票の最終結果が発表され、出場選手の“第1弾”が公示された。

 最多得票は2年連続でソフトバンクの柳田悠岐。今年は唯一の50万超えとなる50万9359票を集め、4年連続4度目の晴れ舞台に挑む。

 セ・リーグではベテランの鳥谷敬(阪神)が47万1327票で最多得票。プロ14年目で7度目のオールスター・ファン投票選出となるが、三塁手としては初だ。

 球団別の最多選出はソフトバンクの5名で、セ・リーグは阪神から4名。なお、中日、ヤクルト、オリックス、ロッテの4球団はファン投票での選出ゼロに終わっている。

【ファン投票・球団別内訳】
<セ・リーグ>
広=3人
神=4人
De=2人
中=0人
巨=2人
ヤ=0人

<パ・リーグ>
楽=2人
ソ=5人
西=3人
オ=0人
日=2人
ロ=0人


ホーム開催なのに…

 ファン投票選出がゼロの4球団のなかでも、特に中日とロッテは困ったことになってしまった。

 というのも、今年のオールスターゲームの開催地は両球団の本拠地であるナゴヤドームとZOZOマリンスタジアム。まだ選手間投票と監督推薦というチャンスは残っているとはいえ、本拠地開催にも関わらずファン投票選出がなかったというのは寂しい限りだ。

 セ・パ両リーグの本拠地チームがともにファン投票ゼロというのは、27年ぶりの悲劇だそう。しかし、結果はともにゼロで変わりないが、内容を見ると少し違いがある。

 まずは中日。特徴的だったのが、“次点”で惜しくも選出に届かなかった選手が多かったということだ。どういうことかは以下にまとめた。

【中日・惜しくもファン投票選出ならず】
<先発>
1位 25万4,949票 菅野智之(巨)
2位 19万7,655票 バルデス(中)

<中継ぎ>
1位 24万1,648票 マテオ (神)
2位 22万7,734票 岩瀬仁紀(中)

<一塁手>
1位 35万6,339票 新井貴浩(広)
2位 23万5,989票 ビシエド(中)

<遊撃手>
1位 41万3,665票 坂本勇人(巨)
2位 26万8,296票 京田陽太(中)

<外野手>
1位 44万8,715票 鈴木誠也(広)
2位 44万4,426票 糸井嘉男(神)
3位 42万1,079票 筒香嘉智(De)
4位 39万2,520票 大島洋平(中)

 なかには10万票以上の差がついているポジションもあるが、それでも5名が次点につけているというのは奮闘といえるだろう。現在は4位につけるチームだが、もう少しエンジンのかかりが早ければ逆転もあったかもしれない。


7月3日に全メンバー発表

 その一方でロッテは、“次点”に食い込んだのも鈴木大地ただ一人。チーム状態同様、厳しい結果となった。

【ロッテ・ファン投票結果】
<先発>
1位 27万6,593票 千賀滉大(ソ)
~~
5位 9万1,137票 涌井秀章(ロ)

<中継ぎ>
1位 45万3,755票 牧田和久(西)
~~
4位 12万4,467票 大谷智久(ロ)

<抑え>
※ランク外

<捕手>
1位 34万7,765票 嶋 基宏(楽)
~~
3位 17万6,985票 田村龍弘(ロ)

<一塁手>
1位 40万2,438票 中田 翔(日)
~~
4位 11万5,893票 井口資仁(ロ)

<二塁手>
1位 40万2,176票 浅村栄斗(西)
2位 24万1,836票 鈴木大地(ロ)

<三塁手>
※ランク外

<遊撃手>
※ランク外

<外野手>
1位 50万9,359票 柳田悠岐(ソ)
2位 47万9,589票 秋山翔吾(西)
3位 34万3,196票 上林誠知(ソ)
~~
8位 18万3,275票 角中勝也(ロ)

<指名打者>
1位 44万7,910票 大谷翔平(日)
~~
5位 7万1,365票 パラデス(ロ)

 外野手は上位10名、その他のポジションは上位5名の名前と得票数が載るなか、ロッテはランク外も3人。最も健闘した鈴木でさえもトップとは16万票差の大差をつけられた。

 このあと29日に選手間投票の結果が発表となり、監督推薦を含めた全選手は7月3日(月)に明らかになる。毎年恒例のお祭りに「場所貸すだけ」を防ぐことはできるか…。全メンバー決定まで目が離せない。

(ベースボールキング)
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