厚生労働省が27日に発表した「簡易生命表」によると2016年の日本人の平均寿命は、男女いずれも過去最高を更新し、世界第2位となったとある。男性は前年に比べて0.23歳伸びて80.98歳、女性は0.15歳の伸びで87.14歳とある。
それにしても今月82歳の誕生日を迎えたわたし、平均寿命を約2歳も超えていたのには少し驚いた。これも皆様のおかげと感謝するばかりだ。だが、平均寿命を超えたからと喜んでばかりはおられない。
あとわずかとなった残りの人生。何年生きるかわからないが、これからのことが心配でならない。
現役を退いて唯一頼りとなるのは年金のみ。ところが毎年のように年金は下がり続けている。にもかかわらず、介護保険料や健康保険料などの引き上げは年中行事と化しつつもある。7月から介護保険の負担額が1割から2割に引き上げられた。
年を取るにつれ、体力が衰え、病気もする。医療費はかさむ。認知症患者は全国で700万人を超えるという。高齢化に伴う老老介護の問題も深刻だ。不安ばかりがつのり、これ以上年を取りたくないと思うのはわたしだけだろうか。