北へ南へ、東へ西へ

旅と山歩き・街歩きの記録です 今を語りながら過去も振り返って

氷河特急とは関係ありませんが クライネシャイデック駅:スイス

2010-07-28 10:36:24 | 追加の1枚

 夏のご挨拶の写真を選別していて、一度使用してはいても画材の多いスイスアルプスの中から1点見つけて準備をしました。



 2007年の夏、ドイツ(古城街道・ロマンティック街道)・スイス(ユングフラウヨッホ)・フランス(パリ)と駆け歩いたツアー旅行の一こま、ユングフラウヨッホへの登山電車の中継点クライネシャイデックから下山の途中の車窓からグリンデルワルト近くの雄大な風景を撮ったものです。と、掲載の文字入れなどの準備をしていた所へ「氷河特急脱線事故」のニュースが飛び込んできました。2007年その時最初に計画したのが、まさにその氷河特急乗車だったのです。憧れの山岳列車!日程の都合で断念したのですが、まさか脱線するとは!!スイスの鉄道技術、特に登山鉄道の歴史とスイスアルプスを網羅する多方面に文字通りに張り巡らされた線路網、さすが観光立国と驚嘆しました。ユングフラウ地区の中心中継点となるクライネシャイデック駅周辺を見ても、3路線の電車が見事に連係プレイを見せていました。



 急勾配を上り下りするため第3のレール・シュトループ式のラックレール(日本では旧碓氷峠にあったアブト式が代名詞になっていますが、ラックレールの一つの種類であることを知りました)が施設されていて、鉄道マニアには興味深いものがあるのでしょう。クライネシャイデック駅のホームに立って望んだ列車と線路の様子です。



 氷河特急の路線にも、急勾配に対してラック式の施設されている箇所があるとニュースの中で報じられていました。事故があったばかりですが、報道の中で繰り返し映し出されていたアルプス山中を行く映像は魅力的で、今すぐにもとんで行きたい思いが湧き上がっています。そこは過去の映像でじっと我慢して・・・。



 この事故で疑問が一つ、個人情報保護の観点なのでしょうか、事故に遭われた方の氏名が公表されませんでした。同じ頃あった秩父のヘリ墜落では、機長や救助隊員の氏名はすぐに報道されていましたが、滝壺に落ちた登山者は住まい年齢のみで氏名は記載されていませんでした。後になって、事故事件の詳細報道の中で関係者の氏名が公表されたり、実名でのインタビューがあったりするのですが、個人名の公表には基準があるのでしょうか??
 妻の知人が丁度事故のあった頃スイス旅行に出発しており、発表されたのは住所地と性別年齢のみでしたので、中高年の多いツアーでは該当者ばかりで安否が気遣われました。幸い昨日帰国された模様で安堵しましたが・・・。



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