1/72 BRENGUN Spitfire Mk.Vb Floatplane 製作 続き
プロペラを取付け、はみ出たところや塗り残しをチェックして、リタッチしておきます
排気管とプロペラも機体の汚れ具合と合わせるように気持ち程度に汚しています
今回特にフロートに錆のような赤茶色を加えてみたのですが、もう少し強調しても良かったかもしれません。
全体に艶消しクリアーでコートして、キャノピーのマスキングを外せば完成となります
撮影した時の照明の向きと位置によって随分と機体の色の加減が違いますが、2枚とも連続して撮影しているものです。
今回、アンテナ線は省略しました。
実機の写真を探してみてもアンテナ線を張っている機体が確認できなかったのと、単純に面倒くさいからでした。
便利な塗料の互換表(アプリ)の紹介です。
スマートフォンで使える Hobby Color Converter というアプリが便利なので最近多用してます
アプリのアイコンと同じ をタップすると様々な塗料と規格の一覧が表示されます
Citadel、Humbrolm、Italeri、Tamiya、Gunze、Revell、Vallejo と主な塗料は殆ど網羅されています
Federal Standard、RAL、RLM などの規格もあるのでこれだけで事足りるのではないでしょうか
Tamiya をタップしてみると、エナメル、アクリル、ラッカー、缶スプレーまで揃っています
いつも使うアクリルを選んでみると、
更に XF-5 フラットグリーンを選んでみると、互換性のある色、近似色が表示されます。
中にはこれはちょっと違うだろ、といいたくなるのもありますが、一目で何を選べばいいのか判ります
それぞれの色番号、品番で表されているので、ここで一目見て判断しても良いし、さらにその番号をタップすると、詳細が表示されます
例えば良く使っているファレホは、70✕✕✕、71✕✕✕ のような5桁、タミヤアクリルは、X-〇〇、XF-〇〇 というようにXまたはXFで始まる数字1桁または2桁、Federal Standard は、34で始まる5桁、というように多少に知識があれば詳細を見ずにここだけで判断できます
タミヤの塗装説明図にはよく出てくる缶スプレーも一覧があります
試しに AS-9 を選んでみると、タミヤアクリルでは XF-13 (J.A.Green 濃緑色)、ファレホだと 71.294 (US Forest Green)が近似色とされているのがわかります
ファレホを見てみましょう
Model Color や Model Air などの他に、画像では下のほうに隠れていますが、Washes、Metal Color、Pigments など、市販されている種類はほぼそろっているようです
よく使う Model Air を見てみましょう
最近 Spitfire の機体の塗装で使った、71.053 Dark Sea Grey を選んでみると、
RAL 7011
Federal Standard 36099
ITALERI 4784、4312、4752
Real Colors/Ammo 0227
などが近似色のようです
いかがでしたか
大変便利なアプリだとおもいます。
何より無料ですし、時々更新もされているようなので、追加された新しい塗料なども掲載されているようです。
1/72 BRENGUN Spitfire Mk.Vb Floatplane 製作
今回使った塗料は、
上面:ファレホ 71.053 Dark Sea Grey
上面:ファレホ 71.309 Dark Slate Grey
下面:ファレホ 71.302 SKY TYPE S
デカールを貼り、光沢クリアーでコートして、ウェザリングです。
タミヤの墨入れ塗料を使います。
上面の墨入れと全体ウォッシュには、ダークブラウン
下面の墨入れには、ダークグレー
をそれぞれ使いました
キャノピーには、クリアーを何度も吹いて厚塗りになるのを防ぐためマスキングしておきます
一通りウェザリングを施し、それなりに汚れた感は出ているのですが、なんとなく足りないので、もうひと手間加えます。
ファレホの水性ウェザリング塗料です。
ファレホ MECHA WEATHERING 69.505 LIGHT RUST WASH
ファレホ GAME WASH 73.200 Sepia Shade
今まで溶剤で薄めて使っていたので下地が溶けてしまい、せっかく綺麗に汚した(?)機体が本当に汚くなってしまったのですが、本来の水で薄めて使うことによって、下地を侵すことなく汚すことができました。
下面も気持ち汚してウェザリング終了
1/72 BRENGUN Spitfire Mk.Vb Floatplane 製作
だいぶ間が空きましたが、ソードフィッシュも1機完成し、余裕ができてきたのでSpitfire再開します
機体下面を塗装します
ファレホの 71.302 SKY TYPE S を使います
タミヤアクリルの XF-21 スカイ でもよかったのですが、ちょっとグリーンが強いかな、という感じで今回は使いませんでした。
予め、ブラックでパネルラインプリシェイドを施しています。
ラインを残す感じで褪色表現は、いつもの方法です。
パネルラインプリシェイドは上面にも入れてあって、機内色を塗ったキャノピーをとりつけてあります
乾燥後、下面のマスキングを行います。
翼端には、丸く切ったマスキングテープを使っています。
白く見えるのは、タミヤの曲線用マスキングテープです。曲線の強い部分は普通のマスキングテープを細く切っても浮いたり剥がれたりしてしまうのでこのようなところでは必ず使っています。
2色迷彩の1色目、ファレホ 71.309 Dark Slate Grey を前面に塗ってしまいます。
下面と同様、パネルラインを残して薄っすら透けて見える程度に薄く、わざとムラになるように吹き付けます。
持ち手が無いので、竹串を機首に突っ込んで使っていますが、あまり強く押し込むと、胴体の合わせ目が剥がれてしまうのです。
2色目を塗るために、迷彩パターンを参考にマスキングをしていきます。
Dark Slate Grey という色は、グレーとなっていますが何となくグリーンに近いような面白い色です。
見る角度、組み合わせによって濃いグレーに見えたり、グリーンに見えたりします。
今回は、GREENSTUFFWORLDの マスキング パテを使ってみます。
どくろのマークの付いた薄い缶に入っています。
中はこんな感じ
軟らかいので、細く伸ばして塗り分けの境界に沿って貼り付けていきます。
貼りつけるというよりは、置いていくという感じです。
粘着力はあまり強くは無いですが、パテ同士がつくとグチャグチャになってしまうので意外に厄介です。
迷彩の塗り分けはいつもは塗装図をコピーして型紙のように貼り付けていましたが、今回はフリーハンド、適当です。
マスキングパテを貼り付け終わったら、細かく切ったマスキングテープでDark Slate Grey の部分を覆っていきます。
途中まで白い粘着力の弱いマスキングテープを使っていましたが、普通の粘着力の黄色のマスキングテープに変更、というのは、パテに沿って貼り付けた白いマスキングテープが端から剥がれてくるのです。
2色目のDark Sea Greyの塗装の前に、パープルを使ってパネルラインにもう一度シャドウを入れます。
1色目と同様、パネルラインを残すように褪色表現。
使ったのは、ファレホ 71.053 Dark Sea Grey
乾燥後、マスキングテープを剥がして、はみ出している部分をリタッチします
これで基本塗装は終了です