ほちょの小さい頃を思い出しながら、赤ちゃんうさぎを作っています。
子うさぎならではの、丸いシルエット。
粘土で、小さなザクロも作って添えてみました。
ちょっとした物語に必要な小道具になります。
ところで、暑い毎日、冷やした果物は特に美味しく感じます。
スイカやメロンを食べると思い出すのは、子どもの頃に読んだ
ルナールの「にんじん」物語。
ソバカスで赤毛、「にんじん」というあだ名の男の子は
三人きょうだいの末っ子で、なぜか実母に辛く当たられている。
ある日、おやつの時間に家に戻ると、
「お前は、メロンは嫌いだから要らないだろう?
これをウサギへやっておくれ。」などと母親に
皆が食べ終わった後のメロンの皮をドッサリ渡される。
にんじんは、うさぎ小屋に座りこんで、皮に少し残っている実を齧り、
残りをうさぎたちにやって、仲良く分け合って食べる。
子ども心に私は、この母親の仕打ちの数々が腑に落ちず
好きな物語ではなかったけれど
木漏れ日の中、うさぎたちに囲まれたこの場面だけは
せつないけれど穏やかで、忘れられない。
そこで、我が家でも、うさぎたちとメロンを分け合いたいと、
まずは、ほちょへ一切れ。
水気たっぷりなので、口元をクチュクチュさせながら、美味しそう
一方、だいぼんは…
匂いを嗅いで、傷ついたような顔をしてテンション下がってました
「へんなもん持ってきて、なんだよう~
にんじん、にんじん!にんじん持ってこ~い」
これぞ、だいぼんの「にんじんものがたり」…
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