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高山千代美

秋は夕暮れ

2020-10-10 | 今日の一言

おはようございます。

皆さんお元気ですか?

こちらは、台風14号も過ぎていき、とてもよいお天気です。

これから影響が出る地域の方は、どうぞお気をつけてくださいね。

台風の前の、一昨日の夕方、急に空がオレンジ色に染まりました。

薄暗いオレンジ色でしたので、とても不思議な雰囲気に包まれました。

いままでにあまり見たこともないような風景でした。

 

さて、昨日のこと。

中学校で国語の教師をしているK子さんから、

清少納言の枕草子の一節「秋は夕暮れ」を歌にしてほしいとのご依頼がありました。

ほいさ~~~!!と早速、歌を作っています。

 

一段をのせますね。全部で323段ありますが・・・

春は曙(あけぼの)。

やうやう白くなりゆく山際(やまぎわ)、

すこしあかりて、紫だちたる雲の細くたなびきたる。

 

夏は夜。

月の頃はさらなり、闇もなほ、螢(ほたる)飛びちがひたる。

雨など降るも、をかし。

 

秋は夕暮(ゆうぐれ)。

夕日のさして山端(やまぎわ)いと近くなりたるに、

烏(からす)の寝所(ねどころ)へ行くとて、

つ四つ二つなど、飛び行くさへあはれなり。

まして雁(かり)などのつらねたるが、

いと小さく見ゆる、いとをかし。

日入(ひい)りはてて、風の音(おと)、

蟲の音(ね)など。(いとあはれなり。)

 

冬はつとめて。

雪の降りたるは、いふべきにもあらず。

霜などのいと白きも、またさらでも いと寒きに、

火など急ぎおこして、炭(すみ)持てわたるも、いとつきづきし。

昼になりて、ぬるくゆるびもていけば、

炭櫃(すびつ)・火桶(ひおけ)の火も、

白き灰がちになりぬるは わろし。

 

今読むと、とっても素敵な文章ですね~~

中学の時は、まだまだ経験が足りず、単なる教材にしか思えなかったけど

今なら、本当に味わって読める気がします。

 

あともう一曲、好きな歌があるので、次の投稿で載せますね。

それでは、今日もどうぞよい一日を!!

コメント (2)
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