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高山千代美

野の花コンサート感想

2017-02-09 | コンサート感想
2017年1月13日に千葉県の交通刑務所で行った野の花コンサートの感想が送られてきました。
読んでいると涙があふれます。
交通事故を起こそうと思って起こす人はいないし、誰でも加害者になる可能性があります。
私自身も、気を引き締めました!!

今日は、感想文の中から、音楽に関することや、差しさわりのない部分だけを紹介させて頂きます。


●今回の新春コンサートでは、童謡・唱歌や歌謡曲が中心で、普段聴く事のない音楽であったが
優しい音色に心が暖かくなった。

●特に印象に残った曲は、童謡唱歌のメドレーである。このメドレーは日本の四季に併せた曲順と
なっていた。今の自分の状況を考えると、人生における極寒の冬である。しかしメドレーを聴いて
冬の次は春だ、今は厳しい状況でも堪え抜けば、きっと春の様な人生がやってくるに違いないと
希望を持つことができた。

●中盤に歌ってくださった「見上げてごらん夜の星を」を聴いて、胸にこみあげてくるものがあった。
受刑開始直後は、このようなことになってしまい、悔しかったり、切なかったりして、泣いてしまいそうな
時もあったが、私も上を向いて前向きに頑張ろうという気持ちになった。

●コンサート、これで6回目となります。市原へ来てから2年6か月、いろいろな体験をさせて頂きました。
刑務所という場所で、クラシックだったりジャス、ソプラノコンサートが体験できるなんて、
思いもよりませんでした。普段の生活だけをしていたら、体験しなかったと思います。

●これから先、自分が出所し、仕事・家族とそして被害者への償いと不安な事ばかりですが、
しっかりと前を見て、現実と向き合っていこうと思います。本当に自分一人では無力で何もできません。
沢山の方に支えてもらって、今の自分がいる、その事にやっと気づく事ができた気がします。

●本日のコンサートを聴いていて、色々想うことがありました。一つ目は父と母の事です。
私が事件を起こして以来、父と母には大変迷惑をかけてしまい、非常に悲しい思いをさせてしまいました。
曲を聴いていると、そんな想いでいっぱいになってきて、何てバカな事をしてしまったんだろうと
考えさせられました。

●今日の矯正指導日の3・4限目に「野の花コンサート」を拝聴させて頂きました。
自分自身、ソプラノコンサートを聴いたことが今までに3度ほどありましたが、今までの中で一番感動しました。
自分のメンタルの違いもあるし、環境の違いもあると思いますが、歌というものは、やはり素晴らしい力を持っていると
改めて思いました。名曲ばかりの中で、個人的には「アメイジング・グレイス」が一番心に響きました。

●自分も過去に音楽をやっていたので、出所したらまた音楽をやりたいと思わせられるコンサートで「ふるさと」を
聴いたときには、涙が出てしまいました。

●自分が事故を起こした事によって、迷惑をかけてしまった皆様への反省や後悔が混じり、凄い複雑な気持ちになりましたが、
「アメイジング・グレイス」や「見上げてごらん夜の星を」を聴いて、まだ自分の人生はやり直しがきくと考え、勇気を貰いました。

●平成29年が皆にとって良い一年であります様に、そして自分自身にとっても、もっと罪を償い、そして今まで迷惑を掛けてきた
人達に、少しでも恩返しが出来る1年であります様に。
本日は良質な音楽を聞かせていただき、ありがとうございました。またよろしくお願いします。

●新春コンサート、正直楽しみにしていました。大多数の人と同様、歌や音楽が好きで、頻繁に歌ったり、音楽鑑賞していた。
歌や音楽には、様々な効果があり、自分もリラックスの為に聞き、癒されていました。ですが、刑務所では、勿論、好きな時に
好きな曲を聴く事は出来ず、テレビやラジオで、たまに好みの曲が聴ける程度、刑務所に癒しを求めること自体、間違っていると思うが
こんな時だからこそ、音楽に励まされたい気分でもある。新年初の矯正指導日には、新春コンサートのプログラムが組んであり、
喜んだ。自分の好きな曲を聴けるわけではないが、生で音楽鑑賞できるだけですごくありがたい。

●今回はソプラノ歌手のため、かなりの高音、心を癒してくれる歌声だった。
また刑務施設で歌うのも五回目、他被災地でも歌ってきているからか、誰でも知っている曲を歌ってくださり、みんなが楽しめるように
考えてくれている、そういった想いにも心遣いも、癒されました。

●ふるさとを想い、大切な人を想い、被害者や遺族の方を想い、自分に怒れ後悔しと、様々な感情を揺さぶられました。
それだけ心に訴えかける音楽。市原に来て三回目の音楽鑑賞コンサート、どれも素晴らしいコンサートでしたが、今回の
「野の花コンサート」が、今のところ、一番、胸にくる歌でした。

●唯一、知らない曲の、自分で作詞・作曲したという”たんぽぽ”という曲が、特に印象に残っており、あんな清らかな詞が
書けることを羨ましく感じ、自分もまだ変われるはず、と思わせてくれました。心に響く音楽を届けてくださった二人と
いつもながら貴重な機会、時間を与えてくださった市原刑務所に感謝です。ありがとうございます。

●本日の講演は、野の花コンサートということで、外部の方が来てくださいました。
聴いていて、気分が気持ちよくなり、とても良かったと思いました。何度か市原で講演してくださった方を思い出すと
やっぱり音楽は素晴らしいと思います。気分がダメな時は、音楽を聴いていると気分はよくなるし、悪い所を流してくれるような
感じで、心を落ち着かせてくれます。気持ちのとらえ方で気分も変わるし、音楽って不思議だと思いました。

●大切な人を想って聴いていたら、早く出所したい気分になり、思わず涙、流しちゃいました。私の刑期はまだまだありますので
一日一日を大切に過ごし、残りの刑期も頑張って生活し、自分の悪い所や、自分自身の足りない所を直していき、出所後に備えて
いきたいと改めて思いました。また今日のようなすばらしい講演を用意してくださった、市原刑務所に感謝したいと思います。
ありがとうございます。

●また素晴らしい講演が聴けることを期待しながら、今、自分の犯した罪の重さとちゃんと向きあい、被害者・被害者遺族に対して
ここでできる償いをし、二度と同じことを繰り返さないように、出所までに変われた自分、成長した姿を見せられたらと思います。
外で待っている家族の為にも、歯を食いしばって、頑張っていきたいと、音楽を聴いて思いました。




私のささやかな歌で、誰かが「自分も頑張ろう!!希望を持って生きよう!!」と思っていただけたら

本当にうれしいです。それが私の音楽の使命だと思っています。

どんなに辛いことがあっても、自分の人生をあきらめずに、最期の一呼吸まで、生き抜きましょう。

必ず、また日は昇ります!!!

では今日も、どうぞよ一日を!!



コメント (2)
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