天下御免のすっとこどっこい

自分が読み返して「楽しかった」と思えることを書き綴っています。

映画「祇園祭」(1968年)

2014年04月06日 | 時代劇(テレビ・映画)
京都文化博物館3階のフィルムシアターで『祇園祭』(1968年)を観てきました。

新吉…中村錦之助
あやめ…岩下志麻
善阿弥…永井智雄
権次…田中邦衛
助松…田村高廣
丹波屋伝蔵…御木本伸介
熊左…三船敏郎
伊平…渥美清
於菟…北大路欣也
染物職人・六…松山英太郎
巽組代表…高倉健
町衆…美空ひばり、香山武彦、中村賀津雄

応仁の乱により荒廃した京の都、町衆は土一揆に恐れる毎日。
土一揆のあったある日、染物職人の新吉は笛の名手のあやめと一夜を過ごす。
管領のに命により土一揆の本拠地山科へ攻め入ったが、貧しい農民の生活を目の当たりにした新吉。
また、馬借衆の襲撃に恐れをなし逃げる侍たちの姿があった。
憎むのは土一揆ではなく侍たちではないのか…。町衆は幕府に税金を納めないことを決め、30年間途絶えていた祇園祭を復活させ町衆の結束を見せようと決定。しかし幕府は関所の税金を上げ、京の町に米が入らなくなった。
あやめの進言により、新吉は丹波屋伝蔵と供に馬借衆の長・熊左と和解、そうして着々と祭りの準備が進み、復活を遂げるが…。

休憩なしの本編168分の作品です。なにもかもすごかったです。
キャストがすごい、セットがすごい。あらすじもめちゃくちゃですごい(←褒めてます)。

主演は中村錦之助さんですが、そのほかの大物俳優さんの出演シーンがあるため長くなってしまうのは仕方ないのかもしれません。

中世の歴史には弱い私なので、土一揆ぐらいはわかっていましたが、わからない単語がいろいろあり、勉強になりました。

錦之助さんと高廣さんが山鉾に乗り、渥美清さんが引く、そして「頑張ってぇ!」とひばりさんが声援。すごいなあ。
志麻さんは美しすぎるし、三船さんはかっこいいし、御木本伸介さんは裏切るのかと思ったら良い人だったし。
裏切ろうとした町衆(巽組)の長の健さん、ひとり背が高くてかっこよくて目立ちすぎてるし(←褒めてます)。
ワケがわからないのが田中邦衛さん。ずっと志麻さんにひっついているけど何をするわけでもなく、無駄な存在感ありすぎ(←褒めてます)。

祇園祭が好きな方、京都が好きな方は一度ご覧いただきたい作品だと思います。

が、しかしながらDVD化されておらず、京都文化博物館のフィルムシアターでの上映会のみでしか見ることができないようです(なんちゃら映画祭とかで貸し出しはされているようですが)。

とにかく祇園祭に行きたくなりました。そんな作品です。

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