天下御免のすっとこどっこい

自分が読み返して「楽しかった」と思えることを書き綴っています。

9/29 兵庫県立芸術文化センター 立川談春独演会 

2012年09月30日 | 落語
昨日(9/29)兵庫県立芸術文化センター中ホールで催された、立川談春さんの独演会に行ってきました。

今回も前回行った春風亭昇太さんと同じF列。
この列から少し段差があって、ちょうど見やすい席。もっと段差のあるG列でもいいかも。
最後列はもちろん、最前列も補助椅子が出ていました。ほんまに大人気ですね。

1.一目上がり 立川春松(15:00~15:10)

掛け軸のほめ方を知らない八っつあん、「音羽屋っ」と掛け声すると「これは良い賛(さん)ですね。というんじゃ。」と教えられる。そして、次の人のところで「良いさんですね。」というと、これは「賛ではない、詩じゃ。」次の家で「良いしですね。」というと、「これは悟(ご)じゃ。」次の家で「五と言ったら六と言われるから、最初から六と言おう。」と「良いろくですね。」「これは七福神じゃ。」

良く昔の日本画に詞とか何か書いてあるのを「賛」というのを知りませんでした。
ああ、恥ずかしい。勉強になった。
自画自賛もここから来てるんですねえ。

2.黄金の大黒 立川談春(15:10~15:48)

マクラはお弟子さんが面白いという話。奥さんの希望でソファーを買いに行って、オットマンもついていた。お弟子さんに掃除を頼み、「オットマンはソファーのそばに置いておくんだぞ。」と外出。楽しみに帰宅すると、置物がソファーの上においてあった。
「私は戦隊モノのなになにマンが好きだと思ったんでしょうか。」
どこかの高級チーズケーキを紙袋にまとめるときに縦に詰められて、ぺっちゃんこ。
翌日お弟子さんがお詫びにと新しく買ってきた。
世間一般ではこれでいいかと思われるかと思いますが、立川流ではこれではダメなんです。次になにかいいことやって、流石!と思わせないといけないんです。とのこと。
へええ。

あまり毒のないお話が15分ほど。
そして聞いたことのある噺に。

やっぱり絽の袷の羽織と熊さん面白かった。

中入り15分

3.ねずみ穴 立川談春(16:12~17:13)

マクラもなしに、「ちょっと季節は早いですが…」と、始まったお噺。
うわっ、これまた最近聞いたことあるよぉ。
すごく良い噺なんですけどねえ、ははは。

弟が兄に3文返しにくる件で、隣と斜め前の女性の方が泣いてはりました。
おお、泣ける落語家立川談春かあと思いました。

又来年来ます。とのご挨拶で幕が下がりました。

ううううん、初めてふたつともかぶってしまいました。
まだまだ聞いてみたいお噺があるのですが、なかなか巡り逢えないですわ。

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