平成うきよの覚え書き

日々の出来事などを老化防止の為 書いてゆきます。

近代について メモ

2008年10月21日 | Weblog
以下の文章はブログ「晴耕雨読」より転載させていただきました。

「「近代」は、アメリカ大陸の暴虐的収奪から始まり、覇権国家米国の没落で終焉する」
(1)スペインが開始した“アメリカ”(もっと美しい名前があったんでしょうね)での虐殺と先住者を消耗品的道具として使って掘り出した金銀の強奪が「近代」を準備しました。

(イスラム世界がインド・アジアへの進出を阻んでいたことが、アメリカ侵略とそこからの膨大な富の収奪につながったのも、現在の国際情勢と重ね合わせると奇縁です)

アメリカの金銀が大量に流れ込むことで、ヨーロッパは、インフレが起き、生産活動が活発になりました。

そして、アメリカの土地と富を強奪する争いに勝つために、主要国で軍事技術や造船技術が発達していきます。

(これらの技術革新や生産活動を支えたのも、さらに強奪しようとするアメリカからそれ以前に強奪した金銀です)

金銀の強奪が一区切りつくと、アメリカは、西欧諸国にとって格好の植民地とみなされ、土地の収奪や先住者の放逐が荒れ狂う時代を迎えます。

(2)現在米英が始めようとしている「対イスラム戦争」は、「近代経済システム」の世界化の総仕上げを目論んだものです。

「対イスラム戦争」は、最も効率がいい貨幣富の蓄積増大手段である利息取得を世界化が最大の目的です。

とてつもない犠牲者と大災厄が起きることにはなりますが、イスラム世界が西欧諸国国際商人のインド・アジアへの進出を阻み進路をアメリカに向けさせたように、今回もイスラム世界が、「近代経済システム」の隠れた基礎である利息取得システムの世界化を阻止すると確信しています。

そして、その阻止過程で起きる様々な出来事が、「近代」が内包する愚かさを人々に自覚させ、「近代」の幕引きをもたらすとも考えています。

引用以上08.10.19記事 投稿者早雲より

 感想
 強く印象に残る、実に単純明快な近代史の素描であると思います。
(2)で言うイスラム世界との米欧の戦争は、近代経済システムの世界化である、と言い切っている。利息の取得はイスラムでは禁止されているということだ。この文章はイラク戦開始の前に書かれている。犠牲と大厄災がこの過程で起き、イスラムがこの流れを阻止すると確信されている。最近特に目立つ金融問題はここで予言?された「大厄災」の一部ということなのだろうか。イラクやアフガンの人々には、膨大な犠牲と厄災が既に起こっているのであるが。
(1)の冒頭に書かれているように近代は覇権国家米国の没落で終わることは確かと思われるが、その後の世界はどうなるのであろうか。いやどのように構想されるべきなのだろうか。世界秩序の根本哲学が必要であろう。

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