村上明夫の政治,文化情報

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自民、民主両党を覆う「小泉改革」の陰

2008-02-20 08:27:24 | Weblog
 福田首相の姿勢が変わって来た。経済財政諮問会議の委員に、小泉首相時代の
民間委員の、奥田トヨタ経団連会長、牛尾電機開帳など、小泉
時代のメンバーが復活していると言う。
 これに対し、自民党内からの反発は多いという。民主党内で
も、岡田、前原など、「小泉改革」に親近感を持つ人達も多い。
 「新自由主義」の「小泉改革」をめぐり、自民ー民主両党は
どうポジションをとっていくのだろう。「道路特定財源」問題
は、この問題を一層、際立たせている。
 目が離せない問題だ。

「道路特定財源」問題があぶりだした政界再編

2008-02-09 08:16:44 | Weblog
 どうやら「道路特定財源」問題は、政界再編を浮きぼりにしつつあるようだ。
自民党では、安倍辞任以降、古河氏など、小泉改革で、影響力を無くしていた
いわゆる自民党的「族議員」などが復活。「小泉チルドレン」などが一斉に、
後退している。自民党は、「小泉改革」前の、本来の自民党に戻りつつある。
 「外貨規制」問題で、渡辺金融相、太田経済財政相、岸田規制改革相等と、
冬柴国交相や国土交通省等との意見対立も表面化しているという。
 民主党でも、小沢氏と鳩山幹事長との対立が激化していると。「小泉路
線」との連携か、「反自民」路線、イコール「反小泉」路線と言う事で、結果
として、古い自民党路線で、総選挙を戦おうとする小沢路線への反発が高まり
つつあると言う。いずれにせよ政界再編は必至だ。道路特定財源問題とからんで
「道州制」への民主党の混迷は、致命傷とも思える。「地方分権」の波は、「民
主党」を飛び越してしまうかも知れない。
 「小泉路線」=「新自由主義」路線を、日本の現実の中でどう評価するか、
私たちにとっても、難しい問題だ。

次ぎの世代の事は?「道路特定財源」問題の行方。

2008-02-04 15:19:27 | Weblog
 「自公」対「民主」は、「道路特定財源」問題を軸に推移した。
何が何でも、税率を維持し、道路族の利権構造を維持しようと
する自、公、国交省、小泉改革は一体、どこに行ったのか。
 暫定税率を廃止し、ガソリン値下げの「値下げ」を強調する
民主党。この対立では、救われない。この対立は、どちらも自分達
の世代の事だけ考える案だ。利権や、便利、安さのみ大事か。次ぎ
の世代の事は。
 必要な事は。1、一部一般財源化して800兆円を超える借金
の一部の解消 2、一部将来に備え、環境税化する 3、建設の必
要な道路の精選、必要性の情報公開 4税率一部軽減で値下げ
 と思います。虎の子の財源です。それにしても「小泉改革」は
自民、民主両党にとって一体何だったのだろう。