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「道路特定財源」問題があぶりだした政界再編

2008-02-09 08:16:44 | Weblog
 どうやら「道路特定財源」問題は、政界再編を浮きぼりにしつつあるようだ。
自民党では、安倍辞任以降、古河氏など、小泉改革で、影響力を無くしていた
いわゆる自民党的「族議員」などが復活。「小泉チルドレン」などが一斉に、
後退している。自民党は、「小泉改革」前の、本来の自民党に戻りつつある。
 「外貨規制」問題で、渡辺金融相、太田経済財政相、岸田規制改革相等と、
冬柴国交相や国土交通省等との意見対立も表面化しているという。
 民主党でも、小沢氏と鳩山幹事長との対立が激化していると。「小泉路
線」との連携か、「反自民」路線、イコール「反小泉」路線と言う事で、結果
として、古い自民党路線で、総選挙を戦おうとする小沢路線への反発が高まり
つつあると言う。いずれにせよ政界再編は必至だ。道路特定財源問題とからんで
「道州制」への民主党の混迷は、致命傷とも思える。「地方分権」の波は、「民
主党」を飛び越してしまうかも知れない。
 「小泉路線」=「新自由主義」路線を、日本の現実の中でどう評価するか、
私たちにとっても、難しい問題だ。

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