村上明夫の政治,文化情報

村上明夫の政治と文化の情報と解説をお送りします

財政赤字解消は「お休み」で良いか?

2008-07-29 10:46:43 | Weblog
 7月29日のニュースで、森元首相が「財政赤字解消は少しお休みしては」
と述べたと言う。本当に「「財政赤字解消は少しお休み」で良いのか
選挙をにらみ、サービスしたいのだろう。
自民党は、元首相の小泉氏らの赤字解消派と、消極派ーサービス派の対立が激化
 地方を含む日本全体の長期債務(借金)の残高総額は、約1300兆円 
赤ちゃんまで含めて、国民1人当たりにすると約1千万円弱だ
歴史的にも国際的にみ異例の高水準だ。大変な事だ。
 財政赤字は将来世代への負担転嫁であり、世代間不公平の拡大だ。
まるで「我が無き後、洪水は来れ」=「後は野となれ山となれ」ではないか
 「地球温暖化」と言い、今が良ければ、子供や孫の世代はどうでも良いのか
(毎週月曜日更新予定)

「小泉政権」と新左翼

2008-07-15 10:17:37 | Weblog
 「小泉政権」の評価は、色々である。概ね、旧左翼
(1970年当時の区分けで、社会党や共産党など当時の
ソ連の影響が大きい「既成の左翼」)からは評判がすこぶ
る悪い。自民党の大勢も同じだ。
 これに対し、「新左翼」(1970年当時、「既成左翼」
と対立した、学生など、ソ連型マルクス主義を否定しよう
としたグループ、いわゆる「過激派」と呼ばれる人達から
古いソ連型マルクス主義否定に重点のあったグループまで
色々な人がいた)
 この出身の人の「小泉政権」の評価は、大きく割れている。
「靖国問題」などを重視する人は否定的。
行革や将来の財政赤字の縮小、地方分権などを重視する人
は肯定的だ。面白い、評価の分かれだ。
 正直、言って自分も評価が、ジグザグだった。
概ね、外交問題等では、否定的、経済政策等では肯定的だった
色々ジグザグしたが、現在では、評価が高い。
 いずれにせよ「小泉政権」の評価は大事な問題だと感じていた
面白い本が出た。森政稔著「変貌する民主主義」(筑摩新書)だ。
「小泉政権」「新自由主義」と民主主義の関連は面白い。
次回に、少し詳しく触れてみよう。(毎週月曜日更新予定)

 

面白い本を読んだ。森 正稔著「変貌する民主主義」(ちくま新書)だ。

洞爺湖サミットで明らかになった低炭素化社会への3コース

2008-07-09 17:31:20 | Weblog
 洞爺湖サミットで、地球温暖化防止=低炭素社会への3つのコースがはっきりした。
ひとつは、大方から否定されているアメリカに代表された「化石燃料」依存の従来のコース。
二つは,フランスに代表される化石燃料に変わる「原子力発電」のコース。
三つは、ドイツなどに代表される化石燃料に変わる「太陽光発電」などの自然エネルギーのコース。
 個人的には、第三の道が良いと思うが、大勢を占めたのは第2のコースのようだ。
日本にとって有利なのは一体どれか。
 日本が世界に誇れるものは「技術」。資源を多く食うものより太陽光などが有利だと思う。
太陽光や風力、波・・・などの自然エネルギーを利用する技術に力を入れるべきと思う。
そのため、大学や研究機関などのお金を投入し、人材を育てる必要があると思う。
若い人材に投資すべきだ。「公共投資」は、大学、研究機関、人材育成に投入すべきだ。
 今、日本に欠けているのは、そういう市場や人材を育てる仕組み、制度を作る「政策」だ。
政治の遅れこそアキレス腱だ。「大学・研究機関」を本当に重視する政党は一体どこだ?
地方の活性化が言われるが、地方に大学を研究機関をもっと作るべきだと思う。
 (毎週月曜日更新予定)

助けられて「竜」再刊出来ました

2008-07-03 18:59:19 | Weblog
 懸案だった「見沼保全市民連絡会」の機関誌「竜」
がメールマガジンで再刊出来ました。
 どたんばで配信できず、暗礁に乗り上げてしまいました
助けてくれたのは、議員時代、事務所にいたA君です。
「芸は身を助ける」のことわざどおり、パソコンの会社
を立ち上げたとの事です。
 A君のおかげで、無事、「保全連」のメールマガジン
配信出来ました。うれしい限りです。
 若い人達が、「食って行く」ためにも何か、自分とフィ
ーリングの合う技術を身につける事が大事だと改めて思い
ました。
 パソコン、福祉、職人、・・・・。みんな大事な仕事で
す。応援したいものです。
ブログ「見沼保全連通信」ご覧ください。
 (毎週月曜日更新予定)