先に、党を作るなら、社会編成について原理的対抗軸が無ければ、と書いた。日本の場合、既成政党の左右(当時の自民・社会党)アメリカか昔のソ連か、の対立はあっても、経済の成長、経済の高度成長が実現する「豊かな社会」では対立がなく、こうした、既成の政党を超えようとする青年や学生なども(ドイツでも日本でも新左翼と呼ばれた)日本の場合、原理的対立軸は作れなかったと述べた。
日本の場合、多くの青年や学生が、ドイツの緑の党等をまね、各地で例えば、環境問題に取り組んだが、多くの場合、この環境問題は、「保守勢力」が取り込む事になった。具体的に要求を実現しようとするなら、保守勢力の方が、有効だったのである。
日本の場合、多くの青年や学生が、ドイツの緑の党等をまね、各地で例えば、環境問題に取り組んだが、多くの場合、この環境問題は、「保守勢力」が取り込む事になった。具体的に要求を実現しようとするなら、保守勢力の方が、有効だったのである。