アクリルと倉之助

絵とクラリネットと魚と具沢山日記

パ、パンダパンが・・・

2007-06-22 22:52:35 | 日々徒然
雨ザーザー。
でも水瓶が潤って良いのではないでしょうか。
今年は猛暑で水不足が心配だと言われていますし。

O高校の授業では油絵の模写をやっているのですが、
ここんところ「模写をすることの意味」をよく考えます。
生徒が制作を面倒くさがって
「模写ってぇ~オリジナリティがないじゃ~ん」なんて
体罰がOKだったら梅干し(こめかみに握りこぶしをグリグリするアレ)を
お見舞いしたくなるようなことを言うので
それを納得させるために色々と説明するわけですが、
「なるほど」と思わせるものはなんだろうな、と。

で、考えてみました。
・先人達の技術から、構図のとり方、絵の具の塗り方、
 筆の使い方、光の読み方、色の使い方等を学ぶ
・既存の作品を描くことで、初めての画材(油絵の具)の使い方を
 スムーズに学ぶことができる
 (いきなり「自分の作品描け」と言われても、
  油絵の具がどんな性質を持つ絵の具なのかわからないので
  使いこなせなくてかなり戸惑うはず)
・油絵の具という複雑な行程の画材(下地塗りとか結構大変)を
 使うことで、作品制作の作業行程の組み立て方を学ぶ
 (あ、これは模写じゃなくてもできることかな)
・単純に、良い作品に触れる

もし、模写をやれと言われた時にこの説明を受けたら、
納得して制作できますか?
実は疑心暗鬼になりながら授業をしている今日この頃です。

明日は午前中から午後にかけて、
O高校の美術部員+先生と美術館見学ツアーへ。
夜はヤスコと寄席へ。
遊ぶぞー。
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