無教会全国集会準備委員会 議長 坂内宗男
皆さん、こんにちは!
昨年の5月には、当全国集会を開催して第30回という大きな節目の時に、四国・徳島で開催が許され、「神の言葉-希望に生きる」の主題で、主に在る兄弟姉妹と共に、聖書の学びと讃美を中心に、実りある時を持つことが出来ましたことは幸いでした。
このように、各地域で開催出来ますことは、無教会の活性化に於いても、大変有意義と思うのであります。
どうか、地元の有志2~3人が手を挙げて下されば、準備の為の実務は、ある程度は私ども会でお手伝い出来ますので、積極的に担って下されば幸甚に存じます。
さて、今年も、この千葉・市川のなじみの会場で、第31回の新たな集いをスタ-ト出来ましたことは、感謝余りあることであります。
主題は、思い切って、「無教会とは」にさせていただきました。
ある教会人は、内村鑑三がこの世を去れば消えるもの、と言われたとお聞きしておりますが、「どっこい」今も生きていて、このように100年の歴史と伝統の中で、息づいて来たことは、無教会信仰が主のみ旨に添った真理として、主が嘉し給う結実であることと思われ、事実が証明していると確信するものであります。
従って、無教会の歩みにあって、何が変わり、何が不変なのか、日常の歩みにあって、常に原点に立ち返り、絶えず検証し、前進することにこそ無教会の精神-命が息づき、神の国の完成の為に、大いに寄与していくのだと思うのであります。
このような意味で、「無教会とは」の主題に添った真剣な祈りと話合いが出来、思いを共有して、喜びをもって散会いたし、日々の歩みの支えとなればうれしく思います。
また、一昨年の当地での全国集会には、韓国から10数名の方々お迎え出来た感謝に加えて、この度も2名の方がご参加下さいましたことを喜びを持ってお迎えし、聖書の学びと共に証しをいただし、そして、キリスト者として、具体的現実の中でいかに地の塩として生きていくか、主のみ名を称える集いともなれば幸いに存じます。
最後に、私たちも、次第に高齢化の波の中で、かくも100名を越える方々がお集まりくださった訳で、始めて参加下さった方もそうでない方も、同じく主に在る愛の交わりの中で、その恵みを分かち合う会として、執り行われますことを祈って止みません。