3月になり、ネットをADSLから光回線に乗り換えた。これまで私は、日本最大規模のプロバイダーといわれるO社ADSLのシンプルプラン12Mを使っていたが、昨年9月にADSLセット全プランのサービス提供終了の通知を受け、止む無く光回線にしたのだ。ADSLのシンプルプラン12Mを利用していたユーザーさんの中には、既に乗り換えていた人も多いはず。
光回線に比べ、年を追うごとに利用者が減っていたとされるADSL。9月の通知は、ついに引導を渡されたようなものだった。
ブロガーであっても私は、Facebookやmixi、LINE等のSNSはしておらず、やったこともないし、今後もする気はない。Twitterもしたことがなく、オンライン・ゲームさえ1度もしたことのないアナクロ人間なのだ。そしてノートPCの小さな画面では、動画を見ても臨場感がない。せいぜい30分ほどて飽きてしまうので、動画もあまり見ない有様。
このような事情で、ネットはADSLのシンプルプラン12Mで十分に満足していた。画像の多いサイトを見る時は、少し時間がかかったものの、それ以外では不自由に感じたはなかったし、光回線に変える気は全くなかった。
ADSLを使い続けた理由は光回線に比べ安いから。これに尽きる。何といっても毎月2千円代の料金でネットが出来るのだ。ひと月の新聞購読料よりも安いし、ライトなネットユーザーならばADSL12Mで十分間に合うはず。私と同じ理由で、ADSLを使い続けたネットユーザーは少なくなかっただろう。
但し、ADSLもこの先はあまり長くないとは感じていた。数年ほど前から光回線を勧誘する電話や訪問があり、その度ごとに断わっていたものだった。光回線工事を騙る悪質業者もいることがネットニュースにも載っており、突然電話や訪問してくるのは怪しいと思っていた。本当にADSLが終了するならば、事前にプロバイダー側からの通知があるはずだし、それがないなら信用できない。しかし、9月の通知は本物だった。
光回線工事に来たのは下請け業者だったが、大がかりなのには驚いた。工事に携わったのは3人ほどだったが、ADSLの時は1人で済んだ筈だ。業者さんの話では、ADSLでは電話線を利用しているため、作業は大掛かりにならないとのこと。
何よりも驚いたのが、光回線のケーブルの細さだった。細いだけでなく弱々しい印象だったし、あまり切れ味のよくない我が家のキッチン鋏でも簡単に切れそうに見えた。光回線ケーブルへの感想を口にしたら、業者があっさりと鋏でも切れますよ、と答えたのは仰天した。さらに回線は最近ではますます細くなり、脆くなったという。しかも材質はガラスと同じとか。
素人からすれば、何故頑丈な回線を使わず、そんな脆い材質のものを使うのか、全く理解できない。速度の速さを売りにしている割に、光回線は意外に脆いのだろうか?むしろADSLの方が丈夫で長持ち?等と不安になってくる。
さらに不思議なのは、ホームゲートウェイと呼ばれるモデムのデカさ。普通、技術革新が進むと小型化するものだが、ADSLのモデムに比べ、軽く一回りは大きい。業者が冗談めかして「弁当箱」と言っていたが、私の弁当箱の軽く2倍以上はある。これほどのドカベンは今時珍しいだろう。
今回の回線工事で面白かったのは、リーダー格の担当者が携帯を使っていたこと。スマホではなく携帯で現場写真を撮り、会社に報告する。光回線業者ならば最新式のスマホを利用していると思いきや、そうではない人もいるとは予想外だった。ひょっとすると、PCを持たずに所持しているのは携帯またはスマホという業者もいるかもしれない。何やら「紺屋の白袴」という諺を思い出してしまった。
何とか無事に光回線が開通、ネットしてみたら流石に以前より速かった。しかし2倍も速い訳ではなく、少し期待外れだった。ADSLの速度は住む場所に影響されるそうだが、前に来てくれた業者の話によれば、我が家では12Mでも速度は実際よりも出ていたという。これまで不便を感じなかったのは、そのためかもしれない。
我が家で本格的にネットを始めたのは2002年の秋からだった。もちろんADSLで、当時はまだISDNも広く使われていたのだ。ISDNを時代遅れとして駆逐したかたちとなったADSLだが、ADSLも光回線に取って代わられる。光回線も遠くない将来、別の通信回線に切り替えられる可能性もあり、15年ちかくもADSLユーザーだった私には感慨深い。
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その後金沢転勤の際はADSL、名古屋にもどってしばらくの間はどんな環境か忘れてしまいましたが、仙台転勤の前には光回線環境にしました。これに固定電話とテレビも乗せた状態で現在に至っています。
仙台転勤に際しては、WiMaxで有線接続はせずに2年間ネット接続しました(この時初めて、転勤先での固定電話契約をしなかった)が、youtubeなどでは時々動画がフリーズしたりで、もう少し速い通信速度にならないものかとあれこれ調べました。
ですが、有線環境では、建物に1本の光ケーブルが引かれるだけなので、私の入居していた仙台の「仮住まい」のような、1棟に100世帯以上が入居するといった状態では、有線に切り替えても快適な通信速度などが望めるはずもなく、最後までWiMaxとなった次第です。
まだ転勤の可能性を残している私は、転勤先でのネット環境について常に思慮しておかなければなりません。自宅の光回線は解約できませんが、月々の利用料はそれなりに高価。これに出先でのネット接続料がのしかかってくるし、個別の出先ではガラケーとタブレットがあって、それにもしかるべく利用料がかかる。ある程度の年齢とそれなりの収入がある私にはどうにかこなせる支払額であっても、去年今年入社の若手には、とんでもない負担額で、これではクルマを所有できないのも当然だわな、と嘆息しております。
やっと光回線に変更しましたか。小生は、06年に帰国、年金生活入りした時に、すぐ光回線化して、電話とインターネットの両方を同時に光化したと記憶します。以来、PCを一度更新して、W8→更にW10へとOSも変更して今日に至ります。やはり、光回線の方が早くて便利という感じではあります。
とはいえ、SNSはほとんどやっておらず、ブログのみで事足りています。
電話代金が月4千円台、ネット料金が2700円台で、これにガラ携台の1千円ほどが加わる程度です。スマホだけで1台6千円と言う若者世代よりは、通信費は安いのかも。
光回線は、既に全世界を覆っている(海底回線)し、これが世界規模での通信費の低額化の決め手だと思う。小生もロンドンの娘とSkypeで電話できるメリットもある。
昔は、国際電話が高価で、妻は時折ブルガリアの首都の中央郵便局にある、国際電話の直通線のブースで国際電話で日本の家族と通話していた・・・・自宅で国際電話をかけると、恣意的に怪しくも高額の請求書が来るが、このブースだと1分幾らと定額制で安心できるからです。それでも、1回の通話で(15分ほど)数千円とられた。1980年代後半の話ですが、今の電話代は本当に、夢のように安くなりました。
十五年間も愛用されていたADSLとお別れされたのでは感慨深いですね。15年、同じモデムとお付きあいされたのですね。
ところで私はスマホ(モバイル)状態オンリーです。パソコンを開くこともなくスマホが自分の一部になっているような感覚で、気が付くとタブレットもまったく使っていません。またスマホをWifiにつなげるために商店街やお店に行くことも多いです。しかし家には男たちが自費で引いた光回線が通じているようです。男の子連中はウチラとは別世界に生きていて、ちなみに食堂にあるネットに繋がった家族共用のパソコンなんていうのは絶対に無理な話、男の子たちが占領してずっとスターウェーズなどを見てはトラブルの原因以外何にもなりません。
しかし今思うと、ドイツ文學科も含めてかつて象牙の塔だった『大學』という場は完全に『男の子の世界』だったと思います。そんな世界での女の立場というのがただ男に従い男のお茶汲みやツカイパシリをさせていただくだけでも光栄に思え、というものでした。だから女性の自立を象徴するようなショートパンツは体育の授業のとき以外一切厳禁だったのも「なるほど・・・」と思います。
こんな状態だから古臭いドイツ文学なるものは池内惠さんの仰るとおり「一部の好事家」以外見向きもされないでしょう。そのドイツ文学者の世界でも最近は池田香代子だとか中野京子という女性ドイツ文学者が前に出てきて居ますが世間一般から見るとまったく無名人ですね。
私の知人にもCATVでネット契約している人もいます。こちらも魅力的でしたが、ADSLが電話局からの距離により速度が著しく変ることを知ったのは、実はADSL開通後(汗)。幸いなことに我が家では12Mでも大丈夫でしたが。
転勤族にとってはネット接続は厄介ですよね。やはり彼等にはWiMaxの方がお得でしょう。もしかすると、ガラケーを使っていた業者さんも転勤族だったかも。ガラケーの利用料はスマホよりは安くとも、タブレットとも兼用では利用料はしっかり取られます。それなりに安定した収入のある中高年世代と違い、入社したばかりの新人ならば、ネット利用料は死活問題かも。
最近、若者の車離れが言われていますが、収入も伸びず、ネットが必要な時代では当然でしょう。車とスマホでは後者の方が大切だし、もうスマホやタブレットが欠かせないのです。
プロバイダーの最終勧告がなければ、未だにADSLを使い続けていたでしょう。出来れば工事は3月末にしてほしかったですが、仕方ありませんね。やはり光回線は早いですが、料金は倍以上も取られるし、もっと安くならないのか、と思います。
そして室長さんは、既にW10を使われていましたか。私は未だにW7ユーザー。今のPCでも十分間に合うし、W7サポート終了近くまで新しいPCは買わないつもりです。女は基本的にケチなので。
海外に知人がいないため、国際電話も未だにしたことはありません。それにしても、1980年代後半でも15分ほどの通話で、数千円も取られた??
昔は国際電話しかなかったため、高額でも使う他ありませんでしたが、今はSkypeもあり、本当に有難い時代になりました。
お久しぶりですが、お変わりありませんか?
モデムは数年前に不調で交換しており、15年間同じものを使い続けた訳ではありません。前日までは何もトラブルがなかったのに、突然調子が悪くなり、プロバイダーに連絡したら無料で交換してもらえました。
『スターウェーズ』とは、『スターウォーズ』の誤記ですよね?SFは好きですがスターウォーズは好みではなく、エピソードシリーズはTVで見ても面白くありませんでした。
今では信じられませんが、20世紀始めの英国でも女性は学者になれず、新聞に社説を書いただけで驚かれたほど。まさに大學は男世界の牙城でした。当時の学者たちは女性の自立どころか、参政権さえ認めなかったのです。
かつてはイスラム学者も「一部の好事家」でしたが、今では女性の学者もいます。対照的にドイツ文学は復興の兆しもない衰退学問。中野京子氏はブログもされています。ベルばら関連でТVにも登場しますが、ドイツ文学者でもあったのですね。
http://blog.goo.ne.jp/hanatumi2006
池田香代子については、河北新報の書評で名を知りました。「最近、弱者に冷たい人が増えた」等、下らないことを書いていたので、試にググったら、香ばしい発言をしていた女だった。そういえば戦時中、障害者は社会の役立たずとして処分したのはドイツでしたね(T4作戦)。
おそらく、ルータ機能(有線4ポート+無線LAN、オプションかも?)があるからでしょう。
回線速度は、どこがネックになっているかは難しいです。PC が古いとメモリやHDDがネックになっていたりしますから。
モデムまではギガ(1G以上)で来ていると思いますが、それを有効に使うためには、LANケーブルも含め全ての機器をギガビットイーサ対応しないといけません。
将来的には、家庭のネット環境は回線の種類など気にしないようになると思います。電気コンセントや電話コンセントのように各部屋に有線LANのポートが付くようになるでしょう。(10年ほど前から集合住宅はそうなっています。)
加えて、1G以上の(公共)無線LAN がどこでも使えるようになると思います。そして有線は無くなってゆくでしょう。
PCのメモリやHDDによっても、回線速度は違ってくるとは知りませんでした。私のPCは7年前に買った代物で、やはりお古でしょうねぇ。LANケーブルも昔と全く変わらず、いくらモデムが最新型でも今の常態では有効に使えないはず。
一戸建てよりもマンションのような集合住宅の方がネット料金が安いのは、各部屋に有線LANのポートが付いているからでしたか。将来は1G以上の(公共)無線LAN がどこでも使えるようになるにしても、まだまだ先のようですね。