面白く、そして下らない

私は批判をして何かを為した気になっている大衆の一人に過ぎないが、何か少しでも波紋を起こす小石になれればと書いている。

横田滋さん死去

2020-06-05 23:50:29 | 北朝鮮・韓国
拉致被害者である横田めぐみさんの父横田滋さんが死去した。北朝鮮に拉致された娘の横田めぐみさんに会うことは叶わなかった。一番に非難されるべきは拉致した北朝鮮だが、いつまでたっても拉致被害者を取り戻せない政府、安倍晋三も非難されるしかない。横田滋さんは日本にも裏切られたのだ。

そもそも安倍晋三は拉致問題解決を期待されて首相に登り詰めたのではなかったか。再登板して第一次内閣と併せると首相在任期間は憲政史上最長の8年を越えている。しかし拉致問題は一向に進展がなかった。

安倍晋三が「断腸の思い」。菅義偉が「痛恨の極み」などと述べても白々しくしか聞こえないのだ。

北朝鮮に対して圧力路線でいくのか、圧力を緩和して融和路線でいくのかは内閣総理大臣である安倍晋三の判断だ。どちらの選択が正しいは「結果論」としか言えまい。圧力路線でも融和路線でも拉致被害者を取り戻せれば良いのだ。

しかし安倍晋三は朝鮮総連中央本部が差し押さえられ民間企業に売却された件に介入し、朝鮮総連に中央本部を還してやった。その判断が間違ったいたか。これも結果論だが、北朝鮮が拉致被害者を1人も還していないところを見ると失敗だったとしか言えない。粛々と差し押さえて中央本部を取り壊し、「見せしめ」にするべきだったのだ。

それに融和路線が間違いだとは言えないが、圧力にしてもまだまだ掛ける余地はある。「日朝平壌宣言」を破棄すれば良いのだ。

日朝平壌宣言破棄を急げ - 面白く、そして下らない

繰り返しになるが、日朝平壌宣言ほどの売国協定はない。拉致問題については全く言及されておらず、日本の朝鮮統治をひたすらに日本が謝罪、反省し、北朝鮮の気が済むまで日本が北朝鮮に賠償し、アジア開発銀行なども通して、さらに日本企業の北朝鮮進出まで支援するマトモな人間なら眩暈がするような代物だからだ。

「日朝平壌宣言」には核実験やミサイル発射を自制すると明記されているのだ。北朝鮮はそれに明白に違反している。それでも北朝鮮からは「日朝平壌宣言」破棄を言い出さない。それほど北朝鮮に有利な協定なのだ。ならばこそ日本が「日朝平壌宣言破棄」を宣言して北朝鮮に圧力を掛けるべきではないか。

ほかにも日本が莫大なODAによって支援しているインドの例を挙げたい。年0.1%の金利で50年後に返済する破格の貸与だ。50年もすればインフレによって現在の金の価値は10分の1程度には落ち込むから実態は贈与に等しい。

それなのにインドは連合国(国連)での北朝鮮非難決議に賛成すらしていない。ここまで日本が支援しても北朝鮮に配慮しているのだ。政府、外務省はインドに北朝鮮との貿易を止め、それどころか国交断絶を要求しても良いはずだ。それをしないのは「拉致問題は(安倍晋三)政権の最重要課題」などという話が空疎な宣言に過ぎないことを物語っている。

また自衛隊に「敵基地攻撃能力」の保有さえ安倍晋三はやろうとはしない。敵基地攻撃能力の保有によって北朝鮮に圧力を掛けることができるというのにだ。

拉致問題に関して、安倍晋三にも政府にも外務省にも必死さがない。形振り構わずやらなればならない。日本国民が拉致されたのだから。

横田滋さんの死去は安倍晋三の政府のやる気のなさの結果だ。一国民として怒りしかない。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 電通、パソナが国民を骨まで... | トップ | 5ちゃんねるに規制された »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

北朝鮮・韓国」カテゴリの最新記事