面白く、そして下らない

私は批判をして何かを為した気になっている大衆の一人に過ぎないが、何か少しでも波紋を起こす小石になれればと書いている。

自民党の世代交代は歓迎だが

2021-07-09 21:17:51 | 政治
伊吹文明元衆議院議長、川崎次郎元厚労相、塩崎恭久元厚労相、宮腰光寛元沖縄・北方担当相、山口泰明選対委員長、三ツ矢憲政元副外相、富岡勉元副文科相、さらに竹下亘元総務会長が引退する。

小此木八郎前国家公安委員長は横浜市長選挙への出馬、馳浩元文科相は石川県知事選挙への出馬のためで「引退」ではない。

秋元司、松本純、大塚高司、田野瀬太道が離党している。他にも不出馬に追い込まれた自民党議員は何人かいるかもしれない。

(参考サイト)

衆院選 相次ぐ不出馬表明 自民、世代交代へ粛々 「秋」見据え準備、逆風に懸念 | 毎日新聞

 秋の衆院選を控え、自民党内で不出馬を表明する議員が相次いでいる。高齢を理由にした引退が多いが、市長選への出馬を目指す動きもある。衆院議員の...

毎日新聞

 


不祥事、引退…自民党、次期衆院選で空白区10超 女性の積極擁立求める声上がるも動き鈍く:東京新聞 TOKYO Web

自民党内では所属衆院議員の不祥事に伴う離党やベテランの引退表明などが相次ぎ、後継者選びが急務になっている。秋までに行われる解散・総選挙...

東京新聞 TOKYO Web

 


世代交代は歓迎だ。国会議員は70歳を越えたら引退を考えても良い。長老議員の存在を否定するわけではないが、自民党の長老議員は緊縮財政派が多い。自民党が積極財政に転換するためには引退して貰った方が良いのだ。それに世代交代はある程度意識して行わないと上がつかえてしまう。

閣僚や自民党役員に就かないで無役の長老議員として政治に睨みを効かせるのも悪くはない。しかし後進に席を譲ることも大事なことなのだ。中曽根康弘のようにいつまでも国会議員でいようとするべきではない。特に首相経験者はそうだ。邪魔なだけだ。

積極財政派の安藤裕が不出馬に追い込まれたことが悔やまれる。自民党が中から変わる絶好の機会だったのだが。

安藤裕が不出馬に追い込まれる - 面白く、そして下らない

それに引退議員の後釜が世襲が多いのも気に掛かる。伊吹文明は後任に東大法学部卒の元総務官僚勝目康を充てたが、川崎次郎、塩崎恭久、山口泰明は息子に世襲を狙っている。やはり伊吹文明には良識ないし常識というものがある。

国会議員の子女が国会議員になることを否定するわけではないが、同一選挙区は駄目だろう。あまりに有利すぎる。何より選挙区の私物化だ。世襲ばかりでは人材の劣化も招く。世襲はまた政治家を志す国民の道を塞いでしまう。

それに権力中枢にいる菅義偉、安倍晋三、二階俊博、麻生太郎、甘利明にこそ引退して欲しいものだ。そうしなければ政治が変わらない。それに安倍晋三も二階俊博も麻生太郎も世襲を狙っているのだ。安倍晋三は甥か姪の誰かだろうが。

権力中枢にいれば自発的引退はまずあり得まいが。権力は蜜の味だからだ。

立憲民主党も何人か引退する。赤松広隆元衆議院副議長、荒井聡元国家戦略担当相、佐々木隆博元農水副大臣が引退する。荒井聡元国家戦略担当相は息子に世襲させるつもりのようだ。うんざりである。

立憲民主党は菅直人や野田佳彦に引退して欲しいものだ。菅直人は歳だし、野田佳彦は消費税増税を決めた当時の内閣総理大臣だからだ。消費税減税に反対することが目に見えている。はっきり邪魔なのだ。

(敬称略)

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 面倒臭い | トップ | 消費税を廃止した際の経済効... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

政治」カテゴリの最新記事