ちっちゃなポトスのお話帖

他愛ない日々のおはなしを書いてみます

舞台化できたらいいな

2010-02-21 20:49:08 | Weblog
昨晩の「樅の木は残った」はとてもよかったです。

2時間にまとめるのは、なかなか大変だったと思いますが、
主要人物の見せ場もちゃんと用意し、大筋が崩れることなく
物語の重厚感はしっかりと伝わってきました。

原田甲斐の心の動向を表現するのは、本当に難しかったと思います。
田村正和さんは、表情の微妙な演技でそれを表現し、涙のまなざしで
心の声を表現していました。

樅の木を見上げて「私はこの木が好きだ」と話す表情がとても好きです。
最後国許へ帰り、屋敷に着いたときに宇乃に向ける笑顔が好きです。

評定の場での長台詞、伊達安芸との和解の場面、斬られて龍の絵の衝立から
崩れ落ちる仕草、久世大和守の言葉に安堵の思いで息耐えんとする瞬間の、
表情と、零れ落ちる涙。
田村正和さんの「死ぬ」演技はすごいと思います。

この作品が舞台化されないかな。
なんて、ちょっと思いました。

せめてまた来年、テレビで田村さんの時代劇が観たいです。






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