昨晩、田村正和さん主演「忠臣蔵~その男、大石内蔵助~」放送されました。
皆さんの感想は賛否両論。
もっともです、いろんな意見があって当然。
私は最後、感動してうるうるしちゃいました。
忠臣蔵の史実は変わることは無く、その舞台化・ドラマ化をしても
主軸は変わらず。
大石内蔵助という実在の人物を誰が演じても、大きく変わる点は
そうはないと思います。
でもでも、田村正和さんは、心の葛藤を、そのまなざしで、声で、表情で
巧みに演じておられたと思います。
田村さんにしかできない忠臣蔵が、見事にできあがったと思います。
声が枯れて・・・はよく言われることだけれど、昨日はそれでもよく
出ていたと思います。
北大路欣也さんとの場面では、時代劇のベテラン同士、
なんだか火花散るような気迫を感じました。
妙齢となっての初共演をお互いどう感じられたのでしょうか。
キャストの皆さんの努力もあり、
近年にしては出色の出来ではなかったでしょうか。
時代劇制作が少なくなった今日に、
これだけの緊張感と所作と雰囲気を作り上げられる役者さんは、
今、他にいないのでは?と思います。