思いつくまま

思いついたことを書いています。

TVドラマ『大韓機爆破事件から20年、金賢姫を捕らえた男たち』を見て。

2007年12月23日 22時50分19秒 | TV番組
12月15日の夜にTVで流されたドラマ『大韓機爆破事件から20年、金賢姫を捕らえた男たち~封印された3日間~』をビデオに撮って、ようやく見た。
北朝鮮が翌年のソウル五輪を妨害しようとして、1987年11月29日に起こした大韓航空機爆破事件、115人の乗客・乗務員が一瞬にして亡くなった事件、その時に活躍した名も無き日本人外交官を扱ったドラマだった。

爆破事件の犯人の金賢姫の告白本、『いま、女として』(文春文庫、1994年)をもう10年以上も前に何度も何度も読んで、彼女が韓国の捜査員の女性に真実を告白する場面では、非常に感動を覚えたものだ。

衝撃の事件に係わった日本人外交官3人を知って、その感動とは違う感動があった。
蜂谷眞一&蜂谷真由美という名前の犯人、日本人が関与している可能性もあっただけに、もし犯人が日本人だったら日韓外交は完全にストップ、国交断絶になる危険性もあった。
舞台が中東というのも良かった。
在UAE大使館員、陸上自衛隊のヘリコプターパイロットから出向の外交官(書記官・当時38歳)、在バーレーン大使館員、沖縄出身の在外公館員試験に合格し、中途で採用されていた青年外交官(副理事官・当時27歳)と、大手通信会社から3年間という期限付きで派遣されていた外交官(2等書記官・当時31歳)の3人の外交官の活躍、当時のニュース報道や金賢姫の告白だけではわからない、日本という国のために頑張ったもう一つのドラマといった感じだった。
金賢姫役の女性の演技、なかなか良かった。

自分の勤め先にも在外公館への募集があったことがあった。もう少し体力があって、英語で話す力がもっとあったなら、在外公館で3年くらい働いてみるのも良いなぁとは思っていたが、結局応募しなかった。

北朝鮮拉致問題解決のためにも、もっと日本としてできることがあるのではないか。


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