ほっぷ すてっぷ

精神保健福祉士、元新聞記者。福祉仕事と育児で「兼業」中。名古屋在住の転勤族。

出産前後に児童虐待の事件報道は辛い

2019-04-04 14:05:07 | Private・雑感
豊田市で、生後11ヶ月の3つ子の赤ちゃんの母親が、3つ子のうちひとりを死なせた事件。自分がちょうど出産する前後に報道されているだけに、聞いていて辛い。裁判で明らかになってきた事件の背景。3つ子ということもあるし、初めての出産で、明日が見通せない閉塞感もあったと思う。誰もが、その状態に陥ると思う。
‪ https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190403/k10011870821000.html‬

第一審が懲役3年半という実刑だったことが、「重すぎる」と議論になっている。支援されるべきだった母親、支援できなかった行政、負担を軽減できなかった夫、死んだ赤ちゃんからすれば児童虐待である。11ヶ月といえば言葉も分かり始めている頃。その場面を想像すれば、母親の視点からも子供の視点からも辛い。

事件の報道のたびに思い出すことがある。2014年、私が長女を出産して半年くらい経った頃の厚木の児童衰弱死事件。
https://toyokeizai.net/articles/amp/165996?display=b&_event=read-body
聞くたびに辛くて、居ても立っても居られない気持ちで、これが福祉の仕事への転職の決定打になったと思う。何が起きているのだろう、気になって仕方がない、という感じ。一方で、このリンク先の記事も読み進められない。想像するのが辛くて。そんなんではダメだなぁ。

出産前後などのナーバスな時期は、心の余裕が少なく、嬉しいことも辛いことも、あまりに響き過ぎる。正直に。できれば、そこから逃げずに向き合いたい。大事な機会なのだと思う。

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