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外国語の勉強には、その言語の基本的な文法的な知識がまず必要だと私は考えています。会話手帳だけでは外国語の勉強はできません。マレーシア語も文法的に勉強しなければとっかかりが何もありません。10数年前にマレ-シア語の会話の本を買ったときに、すぐその後で私は書店でマレーシア語の文法の参考書を探したのですが、マレーシア語の文法を書いてある書物がないのに気付きました。よくお世話になっている大学書林の4週間シリーズや基礎シリーズ(基礎語学叢書)にもマレーシア語はありませんでした。そして私が気付いたのは、マレーシア語とインドネシア語が同じ言語だということでした。
ということで、この大学書林の「基礎インドネシア語」はマレーシア語を勉強するために買ったものです。
前回に書いたように、マレーシアでは英語がよく通用することがわかって、この本はよく読む機会がなく、私の本棚においてあるだけになってしまいました。しかし、また機会があったら、読んで見ようと思っています。
タイ語もマレーシア語も実質的にはほとんど勉強しなかったのですが、私の本棚の「かざり」としても「思い出」としても、この本は残しておきたいと思っています。
画像:森本蕃著「基礎インドネシア語」大学書林発行 1956年9月初版発行