沖縄県の米軍基地キャンプ・ハンセンで発生した新型コロナウイルスのクラスターをめぐり、沖縄県は12月23日、ハンセンで新たに米兵9人が感染したと発表しました。クラスターの累計感染者はこれで232人にもなります。ほかに、ハンセンで働く日本人従業員ら4人がオミクロン株に感染していたことも判明しており、沖縄県内のオミクロン株確認は10人となりました。
松野博一官房長官は会見で、米側に「基地内外のいっそうの行動制限を含め健康保持に関する措置の運用をさらに厳格化するよう要請した」と語っています。しかし、米軍には日米地位協定で国内法が適用されず、オミクロン株有無の確認のためのゲノム解析についても応じていないのが現状です。
さらに、林芳正外相は12月24日の会見で、在日米軍基地を訪れる米兵が米国などを出国する際のPCR検査を、9月3日から免除されていたことを明らかにしました。※12/25付のしんぶん赤旗2面に報じられました。
これまで、検査や隔離が行われているかは「米軍任せ」という方針でしたが、これは破綻しています。大問題ではないでしょうか。