そんな感じで・・・

森の人のウキウキやワクワク、ドキドキを垂れ流すブログです。

東京モーターショー2015 その6

2015-11-18 23:01:23 | boon!
どうも!生まれ変わったら道路に成りたいって言う趣味、私には理解できません。森です。


知ってました?まだモーターショーの記事を書こうと思っている私が居るんです。
って事で、続き。



SUZUKIの燃料電池のスクーターです。
同じ燃料電池のトヨタMIRAIは市販されました。
今回は、燃料電池車が現実的な感じで展示されてましたね。


燃料電池車は、70MPaに圧縮された水素を燃料に、酸素と化学反応させて電気を作り走る訳です。
70MPaって言うのは・・・、大気圧1気圧が100kPa=0.1MPaで。1気圧は,1cm²に約1kg重の力がかかった状態です。つまり、70MPaは、1cm²に約700kg重の力がかかった状態です。因みに、100MPa位の水圧が有れば金属が切断できるみたいですよ。怖いですねぇ~、恐ろしいですねぇ~。
新聞だか雑誌のコラムをネットで読みましたが、『将来的には水素のセルフスタンドが出来る』的な事が書かれてたけど、素人が扱って良い様な圧力じゃないぞ!これは・・・。

そして、別のブースでおじさんが愚痴っていたのは、ガソリン用の給油機が160万円位の所、水素充填機は500万円。そして、ガソリンスタンド用の地下タンクが3000万円位(?だったと思う)の所、水素用のタンクは5億円と言っていた気がした。とにかく価格が高いくせに、水素燃料車が400~500台しかないから、さっぱり商売に成らないと・・・。

もうひとつ言っちゃうと、水素を作ると言うのが難儀なんで・・・。
現在の水素燃料用水素って、化石燃料を作る時に出てくる副産物なんだって。つまり、ガソリンが水素に置き換えられていくとわざわざ水素を作らなくてはいけなくなるんだけど、それはやっぱり電気分解するみたい。それには大量の電気が必要に成り、火力発電に頼っている日本では・・・排ガスの排出される所が変るだけなのか?
その辺も説明を聞いてみたけれど、ポケットに手を突っこんだまま説明してくれたクソ爺のによると、その電力は風力発電や太陽光発電で賄うとの事。今までなかったエネルギー源だから、排出ガスが増える様な事はないらしい。
良く判らないけれど、日本中に風車を立てたら何とかなるのか?ホントか?


電気分解で作った水素を化学反応させて作った電気で走る。効率が100%じゃない限り残念な話なんだけど、でも電気自動車よりは現実的な部分が有るのも事実。
一番大きいのは充填時間が短く、トヨタMIRAIで5分で満充填。それで1タンク650km走行できる模様。タンク容量が全然違いそうなSUZUKIのスクーターも5分充填だった気がするからちょっと解らない部分が有るが、電気自動車の充電時間や航続距離から考えると、遥かに使い勝手が良さそうな燃料だよね。

あともう一つ。水素のタンクは大層丈夫なのが作られていて、車が事故って全損に成ってもタンクだけは絶対に壊れない位のモノが出来上がっているので、事故ったら大爆発なんて事はそんなに起らないんじゃないかな?




と言う事で、言いたい事は言い切った気がするので、モーターショーの話の続きは2年後です。