金曜日の夜は、横浜で遅くなる予定がありました。
普通に帰宅のできる時間ではありますが、こんな時こそっ!!
横須賀のホテルに泊まって街歩きをしてみたい、
国指定史跡「猿島砲台跡」のるある猿島、戦艦三笠のある三笠公園、海上自衛隊やアメリカ海軍の軍艦を案内と共に眺める軍港クルーズ・・・、存分に横須賀を散策してみることにしました。
宿泊したホテルは、通称:どぶ板通りの端っこで、アメリカ海軍横須賀基地の目の前です。
ホテルの部屋の窓から真正面に見えるのが、アメリカ海軍基地の入り口です。
夜になると、ホテルへと続く目の前の通称:どぶ板通りは、このようにアメリカ軍関係者で溢れていました。
えっ、何よ、この道の奥にホテルがあるの・・・!?
ここを通って行くなんて、ちょっと、恐いな、と思えますか?
このように、ところどころに軍の制服を着用したスタッフがいて、トラブルが起きないように見守っています。
それでも、街はタバコの吸い殻が落ちて、騒がしい感じです。
この、右がホテル、左手はアメリカ海軍施設の入り口に続いています。
ところがっ!!
翌日になると、この通り、
黄色いTシャツを着用した軍施設の人たちが、きれいに清掃しています。
なかなかの気遣いじゃありませんか!!
朝一の行動として、東京湾の要塞ともいえる猿島に渡り、国指定史跡「猿島砲台跡」の見学です。
朝8時10分に、ガイドさんとの待ち合わせをしている三笠公園に向かいます。
もちろん、記念館三笠が目印です。
一番上にはためいているゼットの図からの旗は、「もう後がない」という意味だそうです。
こちらは、後でゆっくりと見ることにして、まずは乗船。
猿島に向かいます。
猿島は、三笠公館から1.7キロの沖にある小さな無人島です。
幕末から太平洋戦争まで江戸・東京および横須賀を守る台場・要塞として利用されて来ました。
終戦までは一般の人の立ち入りは禁止されていましたが、今ではエコミュージアム猿島として整備され、連絡船で気楽に訪れることが出来ます。ただ、弾薬庫などはガイドさんと一緒でなければ立ち入ることは出来ません。
ここは、13時と15時に誰でも参加できる 大勢のガイドツアーがあります。
しかし、電話で問い合わせてみると、昼の時間帯は暑くて大人数なので、朝早い時間に個別にガイドさんをお願いする方が良いという事でしたので、おススメ通りにガイドさんをお願いしました。
費用は5人まで3500円、島に渡る乗船料1300円がガイドさんと一緒の場合は1170円に割引となります。
■ガイドさんの依頼先
猿島公園専門ガイド協会
電話:080-6655‐0557(8:00~18:00)
E-mail:sarushimaguide@gmail.com
そんな、重要な史跡なのですが、今の時期はアニメ・ワンピースの「モンキー・D・ルフィ島(猿島)」となっていて、若者が大勢押しかける状態となっています。
島中が、こんなイベント真っ最中なんですよっ!!
船着場周辺だけは、このようになっています。
無人島ですから、島で飲み物が購入出来たり、トイレや着替えの施設があるのはここだけです。
いよいよ、島の探検です。
最初にガイドさんが渡してくださったのは、手作りのおみくじです。
おみくじに、島の海岸の砂をかけると、「大吉」の文字が浮かび上がってきます。
おみくじには磁石で文字を作っているのですが、この島の砂には砂鉄が多く含まれているので、このように文字が浮かび上がるというわけです。鉄の多い島なんですね。
こちらが、明治28年につくられた蒸気による発電所です。
今は、この隣に太陽光発電を利用した、最新の発電設備があります。
しかし、台風の影響なのか調子が悪くて発電する事が出来ず、こちらの発電設備を今も利用しているのだそうです。
しっかりとした設備なんですね!!
整備された木道の両側にはレンガの壁がありますが、右と左ではレンガの種類も積み方も違います。
イギリス式とフランス式なのだとか。
こちらの兵舎の跡は、普段は施錠されていますので、ガイドさんが一緒でなければ入る事が出来ません。
しっかりとしたレンガの上に、厚く漆喰が塗られています。
弾薬庫です。
左の小さな隙間は、万が一の時に爆風を逃すためのものだとか。
レンガの積み方が美しいですね。
炊事の設備の跡のようです。
レンガ造りのきれいなトンネルを抜けると、あっという間に、島の奥に到着しました。
ここに、砲台が置かれていたのですね。
まあ、盛りだくさんなのですが、ガイドさんの案内があるのと無いのとでは大違いです。
有難うございました!!
三笠公園に戻ると、記念艦「三笠」へ。
あの、日露戦争でバルチック艦隊を撃破した戦艦です!!
戻ってきてから、一旦は爆破事故で水没してしまったのですが、引き揚げて記念艦として展示しています。
このように、当時の様子を見せているものや、軍服を着て記念撮影もできます。
定時には無料の案内もあるのですが、そろそろ昼食を頂かないと後の予定が・・・、
残念ですが、またの機会にします。
ガイドさんが、近くでランチにおすすめのお店を教えてくださいました。
三笠公園のすぐ近くにあるヨコスカポートマーケットにある、「なぶら」という海鮮料理の店です。
店内は広々としています。
魚料理が新鮮そうです。
しらす丼を頂きたかったのですが、本日は入荷が無いとのことでした。
朝食をしっかり頂いていますのでお腹もあまり空いていなくて、シンプルな海鮮丼をご飯少な目で!! とお願いしました。
こちらのマーケット、魚や葉山牛、野菜や土産物もあって、購入した商品はフードコートで頂くことも出来ます。
やはり、マグロが充実しています。
葉山牛コロッケも美味しそうですね。
あ、買い物している場合ではありません、次は軍港巡りのクルーズを予約していますからっ!!
ここから、アメリカ海軍基地を挟んで徒歩で約20分、次の軍港巡りのクルーズに向かいます。
入口のチケット売り場の向かいに、シャトレーゼの売店があって、飲み物やお菓子を購入して乗船することも出来ます。
船は、二階部分は景色も良くて、風通しも良いのですが、エアコンのきいている1階の方が断然快適です!!
1階の一番前の席ですと、このように案内スタッフの方が目の前でお話ししてくださいますし。
「皆様にお願いでございます、私の写真をおとりになりましたら、是非どうぞネットにアップしてくださいませっ!!」
と、笑顔でご挨拶してくださいました。
はいはい、承知いたしましたよ!!
船が動き出すと、右手はアメリカ海軍基地です。
「ここで、皆様に海に落ちた場合の注意事項なのですが、
右はアメリカ海軍基地、左は海上自衛隊基地となっております。
もし、海に落ちた場合に、右に行かれましてもそこはアメリカ、パスポートがなければ上陸する事が出来ません。
泳ぐ方向が重要となりますので、お気を付けくださいませ」
そんな冗談を言っているうちに、
右手は米軍基地内にもかかわらず、日本の海上自衛隊の潜水艦3隻が並んでいて、看板からは自衛隊隊員の方が手を振ってくださいます。
「でも、ここはテーマパークではありませんからっ!!
すべて、本物の自衛官の方々です~!!」
なかなか、フレンドリーです。
「アメリカの艦船は様々ありますが、原子力空母のドナルド・レーガンは、世界最大の航空母艦です、
何と、全長は333 mもあるんです。
先日まで停泊していたんですけど、今は見る事が出来ません。
『是非とも見たかったわ、ああ、残念っ!!』
という方のために・・・、弊社でご用意しているのは、細部にまでこだわったミニサイズの空母チョコクランチ!!
これなら、ご自宅でいつでも思う存分に眺める事が出来ます」
売り込み部分は激しいのですが、本当にドナルド・レーガンが停泊していることもあって、なかなかの大きさだそうです。
本当に、見たかったです!!
「こんなに沢山の軍艦を見ても、忘れてしまいます。
しかし、せんべいの表面に戦艦が焼き付けられている『軍港めぐり たまごせんべい』があれば18枚入りですから、
1日1枚食べても18日間は思い出していただく事が出来ます!!」
なかなかの売り込みですねぇ。
海に浮かんだ不思議な物体。
船の磁気をとるためのものだそうです。
弾薬などを積んでいると、磁器に反応して爆破することもあるのだとか。
今度は、日本の自衛隊の艦船が次々と並んでいます。
ちょうど、お盆で休んでいるためなのか、普段よりも多くの艦船が並んでいます。
軍港巡りのチケットは10種類、マニアには楽しいものですね。
まだ、早い時間ではありますが・・・、
本日は早めに引き上げて、自宅近くの居酒屋に駆け込むことにします。
あ、昨日の夜の居酒屋ですが、横須賀中央駅からほど近い場所にある、「鳥良商店」に伺いました。
焼酎に梅酒を少し入れた「雷神」という飲み物、アルコール度数はかなり高いです。
鶏の炙り刺し。
新鮮でおいしいです。
馬刺し。
タテガミもついています。
海老とアボカドのサラダ仕立て。
小ぶりなのですが、トロリと食べ頃のアボカドが美味しいです。
名物の鶏くわ焼き。
目の前で、炭火で焼きあげてくれます。
様々な部位が混ざっていて、柚子胡椒をつけていただきます。
チェーン店なのでしょう、他にもあるのでしょうが、なかなかイケます。
今度来た時も、立ち寄りたいです!!
次はチキンライスやプリンもいただきたいかなっ。
やはり、夫と一緒ではオシャレな店には立ち寄ることならず、オヤジ系となってしまいました・・・。