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食べ歩きとハイキングの旅

酒どころ&ワイナリー、美味しいものを求めて日々散策しております。

【横浜散歩】キリンビール横浜工場 ⇒ 生麦事件碑・参考館 ⇒ 曹洞宗 大本山總持寺 ♪

2019年05月26日 | 旅行

5月だというのに、真夏の暑さが続きます。



こんな時に美味しいビールがいただけるのは、ビール工場です!!
同じビールでも、工場で頂くと格段に美味しいんですよね。

都心に近く、電車で行きやすいところとしては、
横浜の生麦にあるキリンビール横浜工場があるのですが、土日は3か月先くらいまで予約がいっぱいです。
いきなり思いついても、まず、無理だろうな、
・・・と思っていたのですが、なんと、3日前に見たらわずかに空きを発見しました。

工場のスタッフの方は3日前に確認の連絡をすることですし、直前にキャンセルが出たのかもしれません。

もちろん、こんなチャンスを逃す手はありませんっ!!

すぐに予約をして、今日はキリンビール横浜工場の見学です。



キリンビール横浜工場の最寄り駅は、京浜急行の「生麦」駅なんです。
この駅名は、出来すぎてませんか~!?



駅から10分ほど歩くと、高速道路の高架下の向こうに、ビール工場見学の入り口が見えます。



受付を済ませると、時間まで入り口付近のさまざまな資料を見学します。



以前は横浜に工場があったのですね。
ジャパン・ブルワリー・カンパニーとして1885(明治18)年7月に設立された時からの歴史を説明してくださいます。



キリンビールの歴史を説明後、原料となる大麦とホップの説明から。
試食したり、香りを試す事が出来ます。



仕込みのタンクのガラス向こうには、見学最後に試飲をするときのビールをサービスしてくれるカウンターが見えています。
このように、スタッフの方々が手を振って歓迎してくださいます。



仕込みタンクでは、



いきなり真っ暗になり、床にタンクの中が映像として映し出されるという演出です。



麦芽を絞ったジュースの一番搾りと二番絞りのカップが配られて、を比較します。



先に薄い方から、次に濃い方から試します。
やはり、一番搾りは香りが強くてコクがあり、二番搾りとは全く違います。

その後、発行や貯蔵、瓶や缶につける作業の説明があり、いよいよ試飲です。



まずは、横浜工場限定のチーズ入り柿の種とともに、通常の一番搾りが提供されます。



掛け声とともに乾杯、次に黒ビール、プレミアムビール・・・と、1人3杯までの試飲が可能です。



黒ビールも美味しいですが、
やはり、プレミアムの一番搾りが美味しいっ!!

缶で販売しているビールと、中身は全く同じなのだそうですが、なぜか工場で頂くのが最高に美味しいです。


こちらのビール工場の同じ敷地内には、レストランがあります。



バーベキューやジンギスカン等の焼肉メニューを中心とした「レストランビアポート」もあるのですが、今回はクラフトビールを中心に味わうことのできる「スプリング バレー ブルワリー 横浜」に向かいます。



6種類の飲み比べセットは、100mlづつのビールを飲み比べる事が出来ます。





店内は、ビールを頂くのにふさわしい雰囲気ですが、何分、工場見学で十分なビールを頂いた後なので、たくさんいただくことは出来ません。




キリンビール横浜工場の出入り口に、生麦事件関連の案内地図があります。



ビール工場の見学用出入り口の左右の間の高架下の部分に、「生麦事件の碑」があります。
ここが、事件の被害者である「リチャードソン絶命の地」だったとは!!
あの事件の現場は、ビール工場の目の前だったのですね。

碑の前の地図に表示されている「生麦事件参考館」というのも、気にになります。



すぐ近くです、表示の地図を頼りに訪ねてみました。



入り口には、予約の電話を勧める案内があります。

表示を見て、今日は無理なのかと諦めかけていると、奥から館主の方が来て中に入るように勧めてくださいます。
「一時間位なのですが、時間は大丈夫ですか。
もし、途中でつまらないと感じたら、遠慮なく出てくださいね」
と言って、資料館のDVDを見せてくださいました。

内容は、つまらないどころか、どんどん引き込まれるような内容で、生麦事件の真実がまるで目の前で見ているかのようによくわかります。

薩英戦争のきっかけともなったこの事件では誰も逮捕されなかった、この事件がきっかけで、日本の近代化が促進された・・・と。

リアルな資料がたくさん展示されているのですが「撮影は固くお断りします」と書かれていますので、画像はありません。

この資料館は、酒屋さんの店主がご自宅を開放してくださっているもので、料金は取っていません。



最後にお礼を伝えると、館主のサイン入りの「ドキュメント生麦事件」という小冊子を下さいました。

館主、淺海武夫さんの姿には大変感銘を受けました。
このような方がいらっしゃることに、本当に感謝です。


キリンビール横浜工場から徒歩で約3キロの場所に、曹洞宗総本山總持寺があります。



こちらのお寺は以前は石川県の途にあったのですが火事で焼失しました。
明治44年にここ鶴見の地に移転してきたもので、全国の曹洞宗のお寺からお坊さんが修行に来ています。



東京ディズニーランドと同じだという広大な敷地面積を誇る寺院は鶴見の街の象徴にもなっています。
近隣の歯科大学や幼稚園など、いくつかの学校もこのお寺の経営です。

また、昭和の大スター・石原裕次郎が眠る寺としても有名で、毎年石原軍団の豆まきも話題になっています。



道路からも結構距離のある、参道を登ってから2つ目の門である中雀門を越えてから、



このような「お休み処」も設置されています。

門の中に一般の駐車場もありますし、タクシーの場合も門の中まで入る事が出来ます。

總持寺では、修行僧の案内で拝観することができます。
一周約1時間のコースです。

  定時拝観 10:00 11:00 13:00 14:00 15:00
  拝観料 1人400円

  *ご予約・お問い合わせは、總持寺総受付まで  
  電話 045―581―6021

拝観の際の注意事項として、廊下は左側通行で端を一列で歩く事。
僧侶が走りますので、邪魔にならないようにとのことです。

僧侶が走る・・・!?



長ーい廊下なのですが、通り過ぎる僧侶はゆっくりと、少し離れるとダーッと走り去っていきました。



廊下の窓からの案内ですが、総受付入口の左右には大きな「おしゃもじ」と「すりこぎ」が見えています。

しゃもじは、「水も火をもいといなくすくい上ぐる御仏の慈悲」、すりこぎは、「己が身をすりへらしてまでも、人のため世のためつくす御仏の慈悲」ということを表現しているのだそうです。



座禅の修行をする衆寮。
ここでは、一般の方も座禅修行を行う事が出来ます。
木のフチは神聖なものなので、手や肌を触れることの無いようにということです。



衆寮の中央にある准諦胝観世菩薩です。
手は18本で、慈悲深く見守ってくれているという事だそうです。



こちらが大祖堂が、千畳敷で多くのイベントを行う場所です。
お葬式ばかりでなく、結婚式もおこなっているそうです。



木彫りで日本一大きいといわれる高さ約180センチメートルの大黒尊天です。
元々はインドのシヴァ神で、破壊や戦闘の神、暗黒を意味する名前だったのだとか。
それで、「大いなる暗闇」、大黒様…となったそうです。
中国で台所の神となり、日本では農産、福徳の神である大国主神(おおくにぬしのみこと)と習合し温和な福の神となりました。
こちらの大穀様は福々しさが感じられて、いかにもご利益がありそうです。



仏殿のお釈迦様。
以前は、一般に公開されていませんでした。

特別に拝観できる場合も、女性は一切立ち入る事が出来ませんでした。

それを、与謝野晶子が無理やりにも拝観を望んだため、仕方なく中に入れることとなりました。
せっかくのチャンスでありながら、中の戸を開けると、与謝野晶子は中をのぞいただけ、入らないで立ち去ったそうです。



その時の句が、

「胸なりて われ踏みがたし 氷よりすめる大雄宝殿の床」

黒御影石の床が余りにも光り輝いているので、私は入る事が出来なかった・・・ということです。



今は、小さく空けられた隙間から、いつでもだれでも拝む事が出来ます。

その他に、天璋院篤姫様が晩年を過ごされた部屋なども案内してくださり、1時間が過ぎていきました。

最寄りの鶴見駅までは10分程度です。
一日旅行したような気分になりました。






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