モンペリエで独り言。

南仏モンペリエでぶつぶつぶつぶつ…

今日のフランスのニュース。あられ、大統領官邸で行われた音楽祭への批判、極右の検挙。

2018-06-25 | フランス
今日のモンペリエは晴れ。最低気温18℃、最高気温32℃の予報。

今日のフランスのニュースで話題になっているのは、昨日、マルセイユとニースの間にある県、バーでピンポン玉大のあられが激しく降ったニュース。



あられにより、怪我をする人や車の損傷、翌朝には停電などがあったという。(動画付き記事はコチラ
モンペリエでは昨日、雨すら降らなかったのに、そこまで離れていないところで、そんな嵐があったことに驚いた。



次にフィリップ・ド・ヴィリエというMPF党の党首が、先日のエリゼ宮(大統領官邸)で行われた音楽祭を批判したというニュース。(写真付き記事はコチラ
エリゼ宮で、エレクトロミュージックを流し、ホモセクシャルだったり、トランスセクシャルだったりと思われるダンサーたちを呼び、一緒に写真を撮ったりした大統領に大変ご立腹だったよう。

ツイッターで "On est loin du Puy du Fou (Puy du Fouからほど遠い)" "C'est une insulte au cœur de la France!(フランスの心を侮辱している!)"とつぶやいたことが紹介されていた。

Puy du Fou って何だろうと思っていたら、フィリップ・ド・ヴィリエの設立した中世のテーマパークだった。ナントとラ・ロシェルの間にあるので、モンペリエからは遠いけれど、楽しそうなテーマパーク。
言いたいことは、「中世からは程遠い」とか「伝統的ではない」とか「嘆かわしい」とかだったと思われる。
自分のアトラクションを宣伝しつつ、批判はばっちりして、話題になっているその文才は素晴らしいのではないかと。



でもこんなことを書かれてしまうと「え、エリゼ宮だったら、クラシックじゃないの?」と驚いていた私も、「ダンサーだろうが、ホモセクシャルだろうが、トランスセクシャルだろうが、大統領が彼らを呼び、彼らと大統領が写真を撮って何が悪い!フランス国民にはヘテロセクシャルしかいないとでも?」と思うので不思議。

フィリップ・ド・ヴィリエは御年69歳のご老体で、老人だし、貴族だしで、まあ偏見があるのも仕方がないのかなと思わせつつ、自分のテーマパークは宣伝できているし、エマニュエル・マクロンはエマニュエル・マクロンで、今回のエリゼ宮の音楽祭を一般開放し、エレクトロミュージックを流していたのは、政治にあまり関心がない、もしくはまだはっきりした支持党のない世代を狙ってのことだろうから、この件に関して、エマニュエル・マクロンを批判すれば批判するほど、きっと若者の支持は上がるはずで、こういう風に話題になって、両者ともに得をしている感じ。

まあ、エリゼ宮の音楽祭はかなりショッキングな映像だったので、保守派と革新派で議論をするのも楽しいのでしょう。

そして極右の人が大量検挙された話題。
イスラム教徒への攻撃を計画していた10人の極右の人々が検挙された。


モンペリエ

それからトルコの大統領選でエルドアン氏が再選した話題とワールドカップの話題。


←ありがとうございます。


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