モンペリエで独り言。

南仏モンペリエでぶつぶつぶつぶつ…

「行け!仏!」※日仏交流会情報あり

2019-09-22 | モンペリエ
先週、TABAC(煙草屋。新聞、雑誌、駄菓子なども売られている)に寄ったら、

「行け!仏!」

という日本語で書かれた新聞の見出しが、目に飛び込んできた。

「何て罰当たりな見出しなんだろう」と思いながら、その下のフランス語を読んでみると、
「Allez les bleus!」
と書かれていた。

意味は「行け!フランス!」。
9月20日から日本で始まったラグビーワールドカップの記事だったらしい。



おそらく日本に行ったことがあり、多少日本語の分かるフランス人記者が、フランスを「仏」と訳すのを面白く思い、「行け!仏!」と見出しを付けたのだろうと想像する。

確かに新聞だとフランスを「仏」と略すけれど、この場合は、日本だったら「頑張れ!フランス!」かな~と考える。

何はともあれ、明日は日仏交流会が開催されるので、興味のある方は来てくれると嬉しいですよ。

15時半からソラヤによる日本の歌のミニコンサートも行われます。

←ありがとうございます。

【お知らせ】浴衣で美術館 / フランスで一番美しい村の1つへの遠足(saint guilhem le désert)

2019-06-18 | モンペリエ
今、テレビで「木こりの世界大会」が放送されていて、筋肉隆々な男たちがスポットライトを浴びながら、ノコギリや斧で木を切っているので、「フランスに来て良かったな…」としみじみ思っているところ。

そんな訳で、浴衣で美術館に行きたい人や、フランスで一番美しい村の一つのsaint guilhem le désertに遠足に行きたい方を募集中です。


お申し込み方法
件名「日仏遠足会」で、お名前、電話番号を明記の上、rikyu.asso☆gmail.com(☆→@)までメッセージ下さい。

豆苗を知る。

2019-06-04 | モンペリエ
2005年に日本からフランスに来たわけですよ。
その間に、日本では色々な流行り廃りがあったわけで…
 
でもね、Yahoo!ニュースもあるし、ブログ巡りなどしているので、何となくその時その時の流行などは分かるの。
 
 
「萌え~」や「草が生える」、「チョベリバ」などと書いてあって、最初は意味が分からなくても、何度も目にするうちに何となく意味も分かるようになるの。さすがにイントネーションまでは分からないんだけどね。
ポップコーンや、ホットケーキ、タピオカ、ティラミスなど流行ってる食べ物もね、一応知ってるわけよ。遠くにいてもね。
 
 
だけどね、さすがに「豆苗」は分からなかったわ。
最近よく目にするようになってね。みんな当たり前のように「豆苗と卵炒め」とか「家中を緑化したくてスーパーの「豆苗」を約1カ月育ててみた結果」とか書いているわけよ。
おそらく初めて見たんだけど、流行りですらないみたいで…
 
意外性のある味でなければ味の想像もつくものの、「とうみょう」だろうけれど、読み方すら知らないし、そもそもこんな野菜あったっけ?
 
で、調べてみたの。ウィキペディアで。
2008年頃から普及し始めた野菜なんですってね。
 
その間に日本に何回か帰っているけれど、そんな野菜、全く気が付かなかったわ。
まあ日本では、スーパーに行っても、納豆、豆腐、刺身辺りに意識が集中しているからね。
 
全てが揃っているパリではどうか知らないけれど、モンペリエでは見たこともなくて。
「フランスに入ってきたら、何て呼ばれるんだろう?」って考えたけれど、やっぱりSoja(大豆の意味。もやしも、枝豆も、醤油も、味噌もSojaと呼ばれる)かしらね。
 
←…と思ったけど、大豆製品ではないのね。
 
☆モンペリエ情報☆
 
5月の日仏交流会にお越し頂いた皆様ありがとうございました。
次回は6月16日(日)の開催となります。
たくさんの方のお越しをお待ちしております。

「催涙ガス」が日常単語になった国から。

2019-05-27 | モンペリエ
11月からずっと続く「黄色いベスト運動」。
以来、外にあるATMは破壊され、銀行やちょっといいお店のウィンドウは割られるなど、街を歩いていると至る所に「黄色いベスト運動」の傷跡が確認出来る。
基本的にフランス人が「資本主義」をよく思っていないことは知っていたが、憎しみと軽蔑を持って「資本主義」と言う言葉が発せられるこの現状に戸惑う毎日。



毎週土曜日の午後に行われ、トラムも一定区間止まってしまうので、出来るだけ家にいるようにしている。
家でニュースを見ていると、毎週「催涙ガス」という言葉を耳にするので、すっかりフランス語の単語を覚えてしまった。「催涙ガス(lacrymogène)」という単語が日常的に使われる国ってどうなのよ?
それでも土曜日に出掛けなければいけない時もあるので、デモが行われている場所を避けて通るのだが、先週は午後15時頃に駅前を通ることになった。



それで知ったのだけれど、あれ、14時半過ぎからゆっくりコメディ広場から駅に向かうようね。
警察が駅前に待機しているのは見えていたのだけれど、駅前を通り過ぎる時に、ゆっくり迫りくる「黄色いベスト運動」が目に入ってなかなか怖かったわ。

1度だけ、うっかり渋谷のスクランブル交差点の1番前に立ってしまったことがあるのだけれど、ザッザッザと向かいから迫りくる無表情の集団と「どうやって交差すればいいんだろう」と恐怖したのを思い出したわ。
しかもこの場合警察は彼らと対峙しなければいけないわけで…
普段は守るべき市民と、土曜日だけ対峙したり、彼らの怒りのパフォーマンスを眺めなければいけないのだから警察も大変ね。



今だに土曜日は16時半頃から「黄色いベスト運動」が過激化して、コメディ広場で催涙ガスが飛び交うので要注意。


☆モンペリエ情報☆

5月の日仏交流会にお越し頂いた皆様ありがとうございました。
次回は6月16日(日)の開催となります。
たくさんの方のお越しをお待ちしております。

オープニングパーティで日本嫌いのおばあさんと会話してみた。

2019-04-30 | モンペリエ
アソシエーション宛に招待状が届いていたので、先週の金曜日はモンペリエのアーティスト集まりのイベントのオープニングパーティーに着物で出席。

アソシエーション関係のイベントは宣伝も兼ねて、なるべく着物で行くことにしている。
着物だと日本好きな人が向こうから寄ってきてくれるから、楽なのだ。

数人の日本好きから話しかけられ、写真などを撮っていたら、1人のおばあさんが話しかけてきた。
何を話していいか分からなかったので、笑顔で「日本が好きなんですか?」と話しかけたら、真顔で「いいえ」と答えるおばあさん。



こわばった笑顔で何を話そうかと固まっていると、一緒に来ていた同居人が「先ほどアメリカにいらっしゃったとおっしゃいましたが、いつモンペリエに来られたのですか」と話題を振って一安心。

「ええ、7ヵ月前に夫が亡くなったので、モンペリエに来たのよ」と真顔で淡々と答えるご婦人。
同居人と私の凍り付く笑顔。



後ずさりを始めようとしたら、同居人が話題を作って話し出したので、おばあさんの相手を任せる。

このオープニングパーティには大勢の人が来ていて、かなりうるさかったので、ところどころ聞き取れなかったのだが、

・アメリカに住んでいた時に日本人の友達がいたのだが、彼女は英語がちっともうまくならなかった。
・日本の司法は…(日本の司法についての批判)
・日本の政治は…(日本の政治についての批判)

主にそんなことを話していた。
…うん。あなたが日本を嫌いなのは分かったわ。なぜ私に話しかけてきたのかは分からなかったけれど。
でも、あなたの批判はかなり的を射ているわ。日本の政治、司法について相当詳しいわね。

後で同居人に話を聞くと、カルロス・ゴーンについても話していたという。
「日本の司法の現状には言いたいことは沢山あるけれど、カルロス・ゴーンはそのまま入れておいてくれればいいわ」



もしかしたら彼女はただの面白いおばあさんだったのかもしれない。


※イラストは漫画素材倉庫さんによるイラストACから

☆モンペリエ情報☆

4月の日仏交流会にお越し頂いた皆様ありがとうございました。
次回は5月19日(日)の開催となります。
たくさんの方のお越しをお待ちしております。


モンペリエ日仏交流会 5月

こんにちは。Association Rikyuと申します。
この度、5月19日(日)に日仏交流会を行います。
フランス語の会話を上達させたい方、モンペリエに住むフランス人、日本人とお友達になりたい方、ご参加お待ちしております。
歌を歌うのがお好きな方、フランス語の発音を良くされたい方に、カラオケ部屋もあります。

日時 : 2019年5月19日(日)14時30分から17時30分まで
場所 : Le Faubourg, 15 rue du Faubourg de Nîmes, 34000 Montpellier
(トラム1号、2号、4号線Corum 駅の目の前です)
参加費:  会員無料 (飲み物をお持ち下さい。)
非会員 2 €  (飲み物をお持ち下さい。)

FB : https://www.facebook.com/rikyu.asso/
Site : http://rikyu-asso.webnode.fr/
Contact : rikyu.asso☆gmail.com(☆→@)


5月5日に「着物で散歩」イベントもあります。

☆フランスで着物着たいという方はコチラ☆